2016年11月16日水曜日

長い間、ありがとう

ビニールは再生不能なので、できたら使いたくないものです。
しかし、家を自力建設するにあたって、手っ取り早く、最小限の予算で作業場を確保したいとなると、梁がなくても広い空間が取れるビニールハウスはもっとも簡便でした。

そのため、間口が二間半のビニールハウスを二棟建て、かつては両方とも作業小屋でしたが、作業棟を建設するために、場所を移動させてからは、一つを材料置き場として使ってきました。


ところが二つとも、2014年2月の大雪でつぶされてしまいました。
新しいフレームを買うのもばからしいと、曲がったフレームを力ずくで伸ばして使ってきましたが、雨水がたまりやすく、たまるとすぐにビニールが伸びてしまいます。フレームがいびつなせいでビニールを張り替えたりする管理もしにくくなり、厄介ものになっていましたが、中身を移動させるあてもなく、ずっと使ってきました。

 
仮設木工室の方は、フレームをユンボで押し上げたり、伸ばしたりすることができたので、雨もたまりにくくなり、なんとか機械を守ってくれました。

ところが、材料置き場の方は、ものがいっぱいな状態でつぶれたのでユンボが使えず、フレームを満足に押し上げることができませんでした。
外からは、少し押して形を直したのですが、すぐに張り替えたビニールのあちこちに雨がたまり、ビニールが伸び切って、元通りにならなくなりました。下から棒でつついて水を捨てても、雨が降ると必ずたまります。
おしまいにはさじを投げたので、あちこちがたまった水の重みで敗れ、見かけも、中身もめちゃめちゃになってしまいました。
 

さて、木工室はやっと空になりました。
そして、いよいよ、14年にわたって、木工室として役立ってくれたビニールハウスの取り壊しです。


どうせ、雪で曲がってしまったフレームで、再利用はできないので、ユンボで引っこ抜いたりしながら壊し、使えるもの、捨てるものに分けていきます。


二日かかって、すっかり更地になりました。


作業棟を、西側からも見ることができるようになりました。


相変わらず、材料置き場は哀れな姿をさらしています。
こちらは、木工室よりもっとものが詰まっていますが、長い間雨ざらしだったので、処分するものの方が多いことでしょう。





2 件のコメント:

  1. 2014年の関東の大雪ですね、
    埼玉の友人宅もこんな状態でした。
    長いことパイプの補充やビニールの処分ができず
    お手上げでした。

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  2. 昭ちゃん
    夜降ったため、雪下ろしもできず、つぶれました。そうなんです。パイプは生産が間に合わず3ヶ月待ちと言われました。関東一円の被害でした。でも我が家のは10年以上使ったものでしたから、あきらめもつきましたが、新しいのにつぶれた家もあったようです。あれからしばらくはつぶれたビニールハウスを見ましたが、すぐに見なくなりました。
    対照的に3.11の地震で壊れた瓦屋根、まだ直してなくてかぶせたビニールシートもボロボロになった家は点在しています。人が住んでいる家はさすがに3年くらいの間になおしましたが、直さないうちに空き家になったりした家があるのでしょう。

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