2017年2月1日水曜日

欅仕事


作業棟の西側にガラスを入れるための作業をしています。
中央と左右の三角部分は、ガラスを嵌め殺します。そして、左右の四角い部分は、ガラスを上下して開閉する窓になります。つまり、横に引き戸にしたりすると、全部開け放つことができませんが、ガラス戸を下に落とすことによって見えなくして、より開放感を味わおうというのです。

窓枠を柱や梁の表面にただ打ちつけるというのは、設計者である夫は好みません。そのため、二面から丸鋸をあてて、窓枠が収まるよう、柱や梁を切り取っています。
四隅以外は、小さくて軽い丸鋸を使いますが、丸鋸の届かない隅は、ノミなどで欠きます。


私は、一部柱も欠きましたが、いまはケヤキと格闘しています。
ケヤキは、切るそばから曲がったり、反ったりするので、苦手です。


鋸で挽いていて、外側にと曲がってくれる分には問題ないのですが、内側に向けて曲がると、悲惨です。切った木が鋸の刃を締めつけて、前にも後ろにも進めなくなってしまうのです。そうゆうときは、バールやら玄能を使って、力ずくで丸鋸を救出しなくてはならなくなります。
というわけで、長さに切るときは、チェーンソーを使って、ちょっと長めに切り離してから整えます。


ケヤキは、ずっと前に買ったものの残りもありますが、製材所に雨ざらしになっていた、売り物にはならないといただいた板もあります。
一部で幅が狭かったり、複雑にねじれたりしているのですが、中から何とか使えるものを拾い出し、加工します。


この板も、ちょっと反っていますが単純な反り、このくらいなら、なんとかなるでしょう。


傷んでいる部分は、できるだけ隠れるように木取りしていますが、虫食い跡もあります。まさかまだタマムシの幼虫が中に入っているなんてことはないでしょうね?








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