2017年3月10日金曜日

ロシアの椿(?)


ロシアのアルハンゲリスク州の伝統的な模様を描いた、猫のマトリョーシカです。
お腹の模様は、ロシアらしい。


背中の模様も、あっさりしているのに素敵。
日本ではすっかり消えてしまった手仕事が、今も生き生きと生きているロシアが感じられる絵つけです。


ところで、頭の模様は、別の花だと思いますが、なんだか椿に見えます。
 

熊本県人吉の椿の箱とのコラボレーション、なかなかお似合いです。




4 件のコメント:

  1. おー、かなり衝撃的なお顔ですが、模様も堂々としていていいですね…。
    背中の模様は、確かにアルハンゲリスク州のペルマゴーリエ塗りの伝統的な感じですね。伝統を踏まえつつの新作ですか…?しみじみ見ちゃうマトリョーシカです。

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  2. karatさん
    確かに猫の顔を見ると、激しいですね。気にしていませんでした(笑)。後ろ姿の耳は、「かわいいなぁ」と見ていたのですが。
    かつての教会の壁画やイコン製作が日常雑器やマトリョーシカへとつながって、面々と続いている、しかも食べるものもままならなかった激動の時代を潜り抜けて続いてきたって、すごいことですね。
    世界的に見れば、ロシア、日本、インド、メキシコなどが(中国も入るかな?)手工芸が豊かに花咲いた国々ですが、その手が次世代につながっていくということが、日本や中国を見ると容易でないことがわかります。時代の流れであっさり捨てたら、もう元に戻りません。
    ロシア万歳です(笑)。

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  3. 日本の手仕事はまだまだ残ってると思うのですが…。

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  4. 匿名さん
    そうですね。最近竹籠編みをする若い女性が増えたりしているし、友人にも焼き物屋さん、木工屋さんいっぱいいます。
    うまく言えないけれど、作家さんはいるんだけれど、脈々と続いてきたものは途切れてしまったり、あと技術を持った人が「人間国宝」に指定されたりするので、かえってすそ野が狭まっているのかなとも思います。技術を先達から受け継ぎ、次世代につなげて、当たり前のようにすごい仕事をしている職人さんが少なくなってしまった気がします。
    もちろん、焼き物屋さんだって、木工屋さんだって、伝統を踏まえてしかやれないことですが、地域の利を生かした手仕事は、風前の灯火のような感じがしてなりません。
    それでも、郷土玩具が廃絶したので、地域の有志たちが引き継いでいるところもあるし、学校で和傘や杓子の作り方を学べるワークショップを開いている友人もいます。都会人ではなく、地域の人対象にしか、生活道具を作ったり直したりしない籠師の友人もいます。また、ブログ友のtopcatさんは二十代の青年ですが、今京都で胡粉の人形作りを学んでいます。
    八郷では来月、昭和村からからむしの布(越後上布)をつくっている人を招いて、植物繊維から糸をつくるワークショップが企画されていて、私も参加します。
    というわけで、身の回りは手仕事にあふれているのですが、それでも、ロシアはすごいなと思ってしまいます(笑)。ろくろの技術しかり、絵付けしかり、すそ野が広いと思います。

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