まとめて手に入れた、どんぐりのはかま人形です。
いずめこに入っていた赤ちゃんは、いずめこをなくしてしまっています。
ひよこは、卵の殻を割って出てきたところでしょうか。
そして、この人はちょっと不思議です。
赤ちゃんを背負って、手には輪回しの輪のようなものを持っているので、幼い少年だと思われますが、少年頭というより、月代を剃って元服した大人の頭に見えてしまいます。
輪の丁寧につくられていること。
サンタクロースは、髭に面白い素材を使って、サンタらしさを出しています。
なにも、サンタクロースがどんぐりのはかまに入る必要はないのですが、布の始末がしやすかったのでしょう。
どれも、リリアンのひもがついているので、クリスマスオーナメントのつもりかもしれません。
和洋も時代も問わないラインナップがすごいですね!クリスマスオーナメントにちょんまげは謎すぎます(笑)。リリアンの糸っぽいと思ったら、やっぱりそうでした~。おばあちゃんが孫のために作ったとか?だとすれば孫はリリアンが流行った私の世代かな?春さんはどのような背景を想像していますか~?
返信削除hiyocoさん
返信削除私は、どこかに「松屋(http://koharu2009.blogspot.jp/2014/04/blog-post_20.html)という総元締めがあって、そこの管理のもとに手本があって、材料も提供されて、内職などでつくられたのではないかと想像していますが、仔細はわかりません。素人が作ったにしてはあまりにもよくできているし、布は全部正絹、しかも細かい模様の細工に適した布なども使われています。顔は、集めた後で専門の人が描いたものでしょう。せっかくの細工も顔で失敗したら台無しになりますものね。
では販路はどうしたのか?デパートの「松屋」も考えてみましたが、丸に松葉で鶴をかたどるという発想は同じですが別のロゴなので、関係なさそうです。駄菓子屋、小間物屋などで売られたのでしょうか?昔の記事に書きましたが、一つ13円とか30円と書いてあった箱を見たことがありました。1950年代の値段ではないかと思われます。
ところで、リリアンの材質は何かと調べてみました。デッドストックのリリアン(hiyocoさんの子ども時代くらいのものか?)を燃やしてみたらレーヨンでした。どんぐり人形のリリアンはデッドストックのリリアンよりずっと細いです。どんぐり人形のリリアンは切れるところが見つからないので燃やしてみることができませんが、たぶん絹でしょう。
戦後間もないというのに、どんぐり人形ごときになんて贅沢な!「ぜいたくさとは何か?」考えさせられました。