2017年4月8日土曜日

変身


写真の右下のところは、手を洗う場所として予定されていました。
ところが夫は、私には内緒で、ちょっとした台所にするつもりだったみたいでした。そうすれば、二階で宴の会を開いたとき、ここでお皿など洗えると考えていたのです。
「あり得ない!」
私は大反対でした。
台所は、ただシンクがあればいいというものではありません。台所に付随する、たくさんのものを収納する場所がないのに、洗ったお皿を置く場所さえ満足にないのに、いったいどう使えるというのでしょう?

ある朝夫が、
「あそこは、飾り棚に変更したから」
と言いました。やれやれでした。
その奥はお手洗いですが、お手洗いでは手が洗えるし、外にも流し場があるので、何もここで手を洗わなくてもいいからというのです。
もっとも、二階に泊まる人の洗面所は失われてしまいましたが。


夫が見つけてきた余りものの板を幅に切り、きれいに磨きます。
不定形な板で、奥行きが一部足りなかったけれど、その部分は裏にもってくればいいのです。


柱に、甲板を前からはめ込むための刻みをつけました。


甲板を叩き入れますが、きつめです。でもきつめでないと、わきに隙間ができたりします。
それにしても、ちょっときつ過ぎたかなと思っても、もう今更抜くことは不可能です。
板を当てて、叩いて、叩いて、叩きます。


入ったぁ!
棚にして、大正解でした。流しにすると、どうしても回りがしまりがなくなって汚れます。
甲板の下には一段引き出しをつけたいそうです。
そんなことはおやすい御用、その下が戸棚になります。


左側も、


右側も、柱と壁にきちんと収まりました。
  

さて、ちょっと出かけて帰ってみると、あれぇ、早々と絵と彫刻が飾ってありました!
夫は、できたところから楽しむつもりです。
細部までできているところ、まったくできてないところ、作業棟も母屋同様、アンバランスに仕上がっていきそうです。






6 件のコメント:

  1. 春姐さん話題が異なるけれど
    今イーサン地方のモーラムを楽しんでおります。(CD)
    ケエーンの音にも痺れて、、、手の動きが優雅ですね。
    踊り・会話の中で小指を立てるところが、
    恋人の表現は共通なのでしょか。
    姐さんに聞くのが一番と思って。

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  2. 昭ちゃん
    モーラムは、浪曲漫才というか、即興の掛け合いですが、みんなが集まったとき欠かせないのがイサーン民謡と踊りのランボンです。
    踊りは手の動きが重要で、指をできるだけ反らせて、両手で数字の8の字を書くように動かします。それが、指を立てているように見えるのかな?
    ケエーンの響きだと、私でも(笑)甘酸っぱい気持ちになりますから、お互いに憎からず思っているどうしなどでは最高でしょうね。
    ただし、男女は触れない文化ですから、ものすごく接近しながらも、絶対触れないように踊ります(^^♪

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  3. 有難う姐さんさすがー
    場所が違うけれど戦時中の思い出に繋がる
    「♪ブンガワン ソロ♪」
    聴いていたら涙が出ました
    年バイね。

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  4. あかずきん2017年4月8日 18:32

    春さんとご主人の物作り(家?)本当に楽しそう~
    何だか素敵です^^
    工程をさりげなくアップされているので、ココに棚あったら良いよね~
    等と我が家でも大それたことを考えちゃう、笑
    残念ながら夢見ているだけですが💦指を叩いていては無理だな~

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  5. 昭ちゃん
    年バイね(笑)。
    イサーンに行って踊り狂いたくなるバイ!

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  6. あかずきんさん
    母屋を建設していたころ(2002-09)は、デジカメはありましたが、インターネットは電話線を通じて使う以外なくて、メールしたりしたら慌てて切っていたので、ネット検索もブログも無理、そのため工程写真もありますが、そう多くはありませんでした。
    あれから、10年くらいかしら、ADSLになって、ヒカリになって、今ではインターネットが使い放題、ちょっとくどいかしらというほど、建設作業風景をUPしています。
    今朝も、本棚のことでもめました(笑)。最初から意見が合うところもありますが、なかなかかみ合わないところもあります。
    でも、家づくり、やってみると楽しいですよ(^^♪やっているうちに、指は叩かなくなるし(笑)。

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