しばらく前から、「ガラスの入った壁」というものをつくっています。 私は、直角のものにはあまり苦労しませんが、ちょっと斜めになると、とたんに苦労します。
ガラスの入った額縁のようなものを5個つくって、それを横並べする壁を二か所つくります。
下端の梁の位置が決まっていて、それを五等分すると、正方形にはならず、それぞれの額縁は長方形になりました。
それなのに、夫は中に入れるガラスを、その方がきれいだから正方形にしたいと言います。
「勘弁してよ。45度じゃないとつくらない」
技術的には、額縁が長方形で、中にはめるガラスが正方形は可能ですが、コンピュータを備えた機械があるわけじゃないし、なんでそんなことにエネルギーをつぎ込まなくてはならないのか、理解に苦しみます。
ということで、ガラスは長方形に落ち着きました。
やれやれ。
その額縁は、室内側は斜めになっています。
テーブルソーで切りましたが、
どうしても熱を持って、杉の表面が焼けたりします。
それをサンダーできれいにします。
さて、部材がここまでできたら、両端を45度に切ります。
スライド丸鋸の刃が、ちょっとでも傾いていたら、断面も傾き、切り口をうまくつき合わせることができません。
息子が、プレゼントしてくれた、額縁をつくるときのクランプです。
これで使えるかと、楽しみにしていたのに、
このクランプを使うには材が太すぎるし、クランプの内側に引っ掛ける部分は小さすぎるしで、使うことはできませんでした。
さぁ、どうしよう!
45度でつき合わせて貼るとなると、滑ってしまって、普通のクランプも使えません。
二辺だけを固定できる、枠をつくってみました。
あとの二辺を、普通のクランプで締めるつもりでしたが、真ん中に入れたガラスが、溝より薄いせいもあって、締めつけによって、板の内側が持ち上がったりしてうまくいきません。上から板で押さえてクランプで留めることも考えましたが、板が均一な厚みではないので、持ち上がる可能性は捨てきれません。かえって、見えないままでボンドづけする方が不安です。
というわけで、押しただけ、クランプも使っていませんが、10個も、うまくできるでしょうか。
ホームセンターにぐるっと一周ロープを回して締めるクランプが売ってますよ。
返信削除ただ、それでもずれるので僕は使いません。
トメの小口にトリマーもしくはビスケットジョイナーでサネを入れます。
それからトメに垂直になるようにコースレットをしのびで打ったほうが確実だと思います。
ビス穴はハメ殺しの窓なら隠れるだろうし、見えるならダボ栓で埋めます。
見たところ溝にガラスを嵌め込んでしまう構造ですかね。
返信削除材料が狂いやすいようなので、本当は四分一で後からガラスを止めるようにしないと、後々材料が曲がってガラスが割れたときに交換できないと思われます。
NANAOさん
返信削除わぁ、ありがとう。実を入れてコースレットでやる方法採用します。実にするか、ただドリルで穴を開けるだけかを考えますが、いずれにしてもビスはまったく見えません。
ガラスは、いつもはもちろん後からはめますが、小さいので割れないだろうという前提、めちゃくちゃですが、あとで交換できません(笑)。で、ガラスに溝幅にも深さにもちょっと遊びがあるので、絞めつけられたりしないだろうと思っています。
なにも、こんな壁をつくらなくてもいいのですが、家づくりはまぁ、壮大な遊びですから、なんだかんだ言いながら、あれこれやっています。
ありがとう。
凝ってますね!スゴイです。ガラスをはめ込む溝は切り欠いた板を張り合わせてあるのでしょうか?縁とガラスをはめ込む部分で板厚が変えてあるのも手が込んでいますねー。奥行きが出て立体的でカッコイイです!
返信削除hiyocoさん
返信削除ガラスを入れる溝を彫ることは簡単ですが、そこいらに転がっている残っている木を使っているので、43㎜厚の木が十分ありませんでした。40㎜くらいならあったんだけれど。
また、こんなに短いものに長くて厚いりっぱな木を切り刻んでは使えないということで、かき集めた木を30㎜厚に削り揃えて、サネのある(あいじゃくり)13㎜厚の木(おもに木っ端)を貼り合わせてつくりました。
まぁ、適当にやっていますね。自分の家だから、何でもありです(笑)。