2017年10月29日日曜日

鳥尽くし


今年も、神戸芸術工科大学で講義する機会をいただいた夫について、神戸に行ってきました。
犬のうなぎも同行するので、車で行きました。うなぎの調子はいま一つで、最後まで私は残るかどうか予断を許しませんでしたが、何とか無事に、行ってくることができました。

Sさんの家に泊めていただくので、お土産は何にしよう、と考えて、


二つあった、鳩の蓋物を一つ、差し上げることにしました。

さて、鳩をお渡ししたら、Sさんご夫妻にはことのほか喜んでいただきました。
というのは、昨年うかがったときにはまったく気がつかなかったのですが、ご夫妻は大の鳥好きだったのです。


そう言われて見回すと、ピカソの版画(本物)は飾ってあるし、


レンブラントの時代(17世紀)の、何とかさんの遺した数少ない絵の複製というのもありました。


そして、庭には、雀やほかの野鳥たちへの餌場があって、そこには、金属でできた大英博物館のミュージアムショップで買ったという、ロビンが置いてありました。


中でも、私が心惹かれたのは、この鳥です。
神戸市道場町の太福寺(たいふくじ)で、祭礼の折に授与される、「雀の巣ごもり」で、生の漆の木を削ってつくってあります。最近はつくれる人が少なくなっているそうです。
もうすっかり乾いているので、漆の怖い私でもかぶれることはありませんでした。

東北から北海道にかけては、「削りかけ」はよく見られるものですが、神戸にもあったなんて、まったく知りませんでした。
また、テーマが雀というのも、ありそうで、なかなかないものです。
 

そして、キャビネットの上に置いてあったのは、35年ほど前、Sさんたちが結婚された時に、私たちがお祝いに差し上げた、鴨の蓋物でした。
Sさんご夫妻は覚えていらっしゃったものの、差し上げた私はまったく失念していて、先回伺ったときは見たのかどうか、久しぶりの御対面でした。







3 件のコメント:

  1. お帰りなさい!運転しなくても、車に乗っているだけで疲れる距離ですよね。大阪の実家に帰る時、新幹線なら楽なのにと思います。
    うなぎも無事行って帰ってこれでよかったですね!今年の年末、アディーを連れて帰るかどうか迷い中です。マンションなのでエレベーターで11階から下りてトイレを済ませるの、間に合うのかしらってね。

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  2. 鳥尽くしって、食べる方じゃなかったんですね(笑)。削った鳥、春さんも欲しいんじゃないですか?体が長いのでスズメだとは思いませんでした~。
    すいません、分割になってしまいました。

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  3. hiyocoさん
    運転もしましたよ。行きも帰りも、200キロずつくらいと思いますが。
    おむつ使用は、嫌がられていますが定着もしていて、漏らす不安はあまりなくなりました。ただ、おむつは高いです。人間の赤ちゃんのものより高いみたい。結構何度も使いますが、それでも一週間に一袋くらいなくなります。
    まぁ、人間に例えると80歳の認知症のおばあちゃんを連れ出したという感じで、冷や冷やでしたが、何とかなりました。

    「雀の巣ごもり」はのどから手が出ていました(笑)。欲しい!欲しい!でも、そんなに人のものを欲しがるのはよくないですよね(^^♪
    これについては、まったく知りませんでした。まだまだいろんな発見があって、土着芸術は面白いです。

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