扉側に、開け閉めする金具を嵌めるために、直径35ミリの穴を開けなくてはなりません。
これが、これまで使ってきた穴開けドリルです。外側の刃を、直径35ミリ、つまり半径で17.5ミリにセットし、内側の刃はそれより5ミリくらい内側にセットします。
そして回転させると、薄いドーナツのような穴が開きます。それより内側部分は、ノミで削り取るのです。
久しぶりにこれを取り出すと、夫が、
「そんなの使わないで、もっといいのがあるよ」
と言います。
夫が使っている、インパクトドライバーに装着できる、木箱入りの刃です。
常々見てはいましたが、好奇心が薄く、何に使うものか気にしてもいなかったものです。
道具は日進月歩です。
長さのある、普通のドリルの形をした刃は、インパクトドライバー装着用なら、直径30ミリが最大で、35ミリ用はありません。抵抗が大きすぎるのです。
使ってみると簡単、超簡単に穴が開きます。
しかも黒く塗り分けている線まで穴を開けると、もともと扉金具用のガイドになっているのか、金具がぴったり入ります。
以前のように、神経質に深さを調べながら彫らなくても、一発で欲しい深さに彫ることができました。
なんてことでしょう。道具の進化によって、作業はいよいよ簡単になり、これでは私がつくっているのではなく、道具がつくっているようです。
楽ちん、楽ちん。
とは言え、扉と枠の角度が合うように微調整したり、隙間を開けすぎないよう、でも軽く開くよう取りつけたりと、建具仕事は細々しています。
おっ、取っ手を先につけて置くのを、すっかり忘れて取りつけてしまいました。
と、ここまでが昨日。
今日は朝から雪が降っています。
私の作業台は屋根の下、作業はできるのですが、ぐずぐず怠けているところです。
春姐さん全てが昔話になりました。
返信削除10ミリ以上の鋼板の穿孔でも本腰に押えないと
振り回される事がシバシバでした。
デジタルを見ながらの旋盤ですからね。
昭ちゃん
返信削除わかります。技が要求されましたよね。私も鉄やコンクリートに穴を開けるのは嫌いです(笑)。
20年(25年?)くらい前か、ただのドライバーからインパクトドライバーができて、作業は格段に楽になりましたが、それでも太い穴や深い穴を開けるのはたいへんです。そんな場合は充電式のものではなく、少し強力な電気のインパクトを使いますが、それでも力が要るので、私たちは慢性的に右肩や右腕が痛いまま過ごしています。
35㎜の穴を開けるとき、2本の刃で開けるものは、まず正しい直径を出すところから気を遣いましたが、新しい刃は、鼻歌交じりで作業できます(^^♪
いくら屋根があるとはいえ、吹きっさらしですよね(笑)?
返信削除雪なんですね。こちらは冷たい雨です。出かける予定を取りやめました。
hiyocoさん
返信削除雪はまっすぐ落ちていますから風はない、作業できます(笑)。
今は扉をボンドづけしているので、乾くまでに時間がかかります。頑張れば今日だって二枚できるんだけど、しないでストーブ焚いて室内でぬくぬくしています。
雪はやむことなく降り続いていますが、何故か屋根の雪がだんだん溶けてきている、上空が冷たくても、気温は暖かいのかもしれません。
そちらは雨、差が出ましたね。