2018年3月19日月曜日

鯉を抱えた金太郎


埼玉県鴻巣の練りもの、「鯉金」です。
「赤もの」に出逢うのは、久しぶりでしょうか。骨董市で、水屋さんが土人形たちと一緒に持っていました。
練りものは木屑をふのりで固めてあるので、ネズミに齧られたり虫に喰われたりして壊れやすいものですが、よく残っていました。戦前のものと思われます。
鯉も丁寧に絵つけされています。 

 
左は今のものです。目がぱっちりしていて、これはこれでかわいいという見方もありますが、鯉はしっかり描けてないし、金太郎の髪の毛など、塗りたくっただけです。


古い鯉金を真似てつくったと思われるものに、久米土人形があります。
こちら、髪の毛は省略してあります。


三者三様ですが、軍配はやはり古いものにあげたくなります。


熊金、鯉金、そして、猪金です。
赤ものたちがこんなにいれば、疱瘡はきっと、我が家を除けて通ることでしょう。






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