2018年3月29日木曜日

今戸毬猫


いまどきさん(吉田義和さん)の今戸焼き復刻猫の、毬猫です。
なんてかわいいのでしょう!
いまどきさんのことですから、関東大震災と東京大空襲で埋もれ、出土された猫などの型を探して忠実に復刻されたもの、彩色も、江戸時代に使われたキハダ(黄柏)やスオウ(蘇芳)などの植物染料を何度も塗り重ねるなどして、その昔の猫を復元されています。


それにしてもこの完成度、非の打ちどころがありません。
今戸焼でも、ものによってはまだ抽象化しきれていないものもあり、犬もその一つと(私は)感じますが、猫は(狐も)すごいと思います。


ずっと眺めては和んでいて、飽きません。






2 件のコメント:

  1. 姐さん話かけてくるようないい顔ですね、
    我が家の「ベッタリ」も私の傍に来るときは
    こんな顔です。
    漱石の「坊ちゃん」の文中に「今戸焼の狸のような、、」
    表現がありますが想像できますよ。

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  2. 昭ちゃん
    今戸焼の猫は、いい顔をしていますよね。
    本当の猫は、もう少し真面目な顔をしていますが(笑)、人形っていったん抽象化して、そして組み立てたなおしたものに、ただの写実より、より魅力を感じます。
    今戸は、一言でいえば洒脱ですね。
    「よっ」
    と大向こうから声が掛かるような...。

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