2018年5月16日水曜日

我が家のククルカン(もどき)


昨日の朝、7時22分に夫が写した写真です。
雨どいとしてつくってあるコンクリートの柱に、屋根の影が映って、模様があらわれています。
一年前に、やはり夫が写したのとまったく同じですが、前のは六月、今度は五月です。太陽が、真東より北から上って、真西より北に沈む季節、つまり春分を過ぎたころから秋分前まで、太陽が瓦の軒の真東と真西に差し掛かると、このように瓦の影ができるようです。
「午後も、15時45分ごろ見られるよ」
「そうぉ?」
私はまだ半信半疑でした。


ところが、15時48分、コンクリート柱の西側に瓦の影が見えました。
しかも、客人が13人も来ている中で見えたので、たくさんの人の目を楽しませました。


初めて目にしたのは二年前でしたが、東側から写したのは昨年も昨日も夫、私はまだ、東側に映る影は、写真でしか見ていません。
というわけで、今朝見てみることにしました。


6時56分、太陽はまだ、屋根の真東に来ていません。
地面には軒下より南に屋根の影が落ちています。


コンクリートの柱の上にだけ、光が当たっています。


左は7時13分、右は7時20分。
次第に、光の部分が増えていきます。
 

そして、7時28分、とうとう太陽が真東に来ました。
地面に落ちる影も、軒先の真下です。
  

我が家の蛇神、ククルカン(もどき)です。


チチェン・イツァのエル・カスティーヨで、蛇神ククルカンがあらわれるのは、一年に二度だけです。
でも、我が家では晴れてさえいれば、春分過ぎから秋分前まで、一日に二度、ククルカン(もどき)が見られます。
エル・カスティーヨでは、春分と秋分にククルカンがあらわれるよう、計算しつくされて石が積まれました。
我が家では計算も何も、雨どいとしてつくったので、軒先の真下だったので、ククルカン(もどき)があらわれたのは、まったくの偶然でした。
しかも、ひろいちさんの桐の木が切られる前だったら、たぶん朝のククルカン(もどき)は見ることができなかったことでしょう。





8 件のコメント:

  1.  昨年紹介されたアステカ文明もどきですね、
    皆さん楽しまれたことでしょー
    ブラボーの一言です。

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  2. 昭ちゃん
    「ここの家には楽しい仕掛けがいっぱいあるなぁ」と喜ばれました。これは、仕掛けたわけじゃなくて、気がついたらそうなっていたということですが、楽しんでいます(^^♪
    といっても、夕方見て朝見たら一段落、今夕は見逃してしまいました(笑)。

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  3.  春姐さん
    我が家など水溜めの反射が天井に写ったり
    しただけでもうれしいのに
    本格派ですからねー

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  4. あかずきん2018年5月16日 20:58

    本当~!
    ククルンカンですね
    初めて映像で見た時は感動しました^^
    素敵ですね♪

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  5. 昭ちゃん
    水に光が当たって天井や軒下がゆらゆらするのって、素敵ですよね。我が家も金魚のいるつくばいの水で軒下がゆらゆらしているときがあります。
    その昔は、雨戸に開いた小さな節穴から入ってきた光が、縁側を通り越した障子に小さな逆さ風景を映し出していましたが、節穴のある雨戸も縁側越しの障子も消えてしまいました。

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  6. あかずきんさん
    面白いでしょう?
    初めて「発見」したときは、「すごい!めったに見られないものだ」と騒ぎましたが、夫に「晴れていれば毎日見える原理だ」と言われて、なぁんだとちょっとがっかりしました(笑)。
    それでも晴れる日ばかりじゃないし、普段は気のかけてもいないので、めったに見ません。でも、たまに何の変哲もないコンクリートに模様ができるのを見るのは、なかなか楽しいです(^^♪

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  7. 姐さん御意!!
    ピンホールカメラの原理ですね、
    子供の頃寝ながら洗濯ものが揺れる様子を
    見ていました。

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  8. 昭ちゃん
    とにかく懐かしい、でもどこにも残っていない光景ですね。
    学校でも、箱でつくったりしましたね。もう学校でも作っていないでしょう。

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