2018年5月5日土曜日

また、引き違い窓


作業棟二階のゲストルームは、階段の上でつながっています。
そのため、どちらかの部屋を先に完成させて、片方を先に使えるようにすることはできず、南北両方の窓をつくった時点で、やっと外気を遮断することができます。
というわけで、優先順位はないのですが、まず、北の部屋の引き違い窓からつくることにしました。

材料は、地産地消を心がけてはいますが、ここは残っていた米マツを使いました。
室内ならともかく、外部と接する建具に柔らかい杉を使うわけに行かないのですが、適当な堅木がほかに、手元にありません。
ケヤキは、「薪にでもして」といただいた端材がまだ残っています。節をよけたりして木どりすれば、何とか間に合うかもしれませんが、すでにねじれているものばかりです。
それに、西側の窓をつくってみて経験済みですが、やっとねじれをとっても、細くするとまたねじれたり、ひん曲がったりします。
労力を考えて、ケヤキは、はなから敬遠しました。


材は3.5センチ厚みにしたものを必要な長さにして、5センチ幅に切りそろえました。


前に引き違いの窓をつくった時の見本を残しておいてよかった。また役に立ちました。


まず、ガラスを嵌めるための溝をつくります。


そして、組み手の加工。


ざっと仕上げてから、あとは、それぞれに微調整。


4枚の窓を組みました。

ところが、久しぶりだったのでうっかりしましたが、窓枠を組む前に、滑車を埋め込む穴を角のみ機で彫っておくのを忘れていました。
ほぞに接着剤を塗ったのでもう外れないし、この形のままでは角のみ機を使うことができません。


仕方なく、手で彫っています。
もっとも、ちょっと前までは、手で彫るのは当然のことでしたが。


二階の右の、母屋の屋根を映しているところが、すでにガラス窓を入れたところ、その左の黒い小さなスペース二枚が白壁になり、その左の横に開いているところに、今つくっている窓ガラスを嵌めます。







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