織り機の、筬(おさ)を吊るすための小さな楔(くさび)のようなものが、どこを探しても見当たりません。
杼、伸子(しんし)など、こまごまとしたものを入れてある引き出しを開けて見ると、久しぶりに見るものが出てきました。これほど薄くなければ、筬の目を通して糸をひっかけてこちら側に出すことはできません。
はさみは、しなっています。
しなっていると、織りものの時の糸切りに便利なこともありますが、たまたま使っていたのか、織り糸専用に探し出して使っていたのか、古いことですっかり忘れています。
それにしても、すっかり錆びていて、織りものから遠ざかっていた年月の長さを感じます。
横からの写真にびっくりしました!こんな糸切りばさみ見たことないです。
返信削除hiyocoさん
返信削除私もこんなはさみを持っていたのを忘れていました(笑)。
もし、本気でいつもピッカピカに切れるようにしておこうと思ったら、研ぐのがきっと大変ですよね。でも、平らに張ってある布から、邪魔な糸を切り取るのは、神経を使わないで切れるので、とっても便利です(^^♪
初めてお便りいたします。
返信削除先日骨董市でみつけた尖った道具について調べていたところ、「八郷の日々」に辿りつきました。心そそられる記事ばかりで読みふけってしまいました。今後も楽しみに拝見します。
ひと月ほど前に巨大な鋏を骨董市でみつけ購入しました。切れ味最高なのですが、はて?何を切る為の鋏なのか? 知人は飴を切る鋏ではないかと・・・。いつかヒョンなことで使い道を知ることがあったら嬉しいな、と思いつつ、しばらくはアレコレ想像して楽しみたいと思います。
長々とスミマセン。今後も暮らしぶりや家作りのこと、道具のことなどブログを楽しみに拝見します。
桶屋の女房さま
返信削除コメントありがとうございます。
fbのぞかせていただきました。素敵なお写真、丁寧な暮らし、素敵なものたち、興味津々です。
私同様、骨董市がお好きなのですね(笑)。使い道がわからないものって、想像力を掻き立てられます。私も持っていたもので、15年以上経って、本を読んでいて、なんだかわかったものがありました。それはインドの木彫りですが、ジャイナ教徒のお祭りの山車の飾りでした!
使い道のわかるものでさえ、刃物を見れば鍛冶屋さんが思い、ガラスを見ると工場を思います。だから、ついつい骨董市に足が向きます(笑)。
こちらこそよろしくお願いします。一番近い街は遠野です。レナータさんも一度遊びに来てくださったことがあります。いつかお会いしたいです。道具話の花、満開さいちゃい
返信削除そうですね。
桶屋の女房さん
返信削除あらぁ、そうだったのですか。
岩手は民具の宝庫ですね。桶屋さんと言えば、花巻の歴史民俗資料館の桶たちは大迫力でした。そこで、昔は桶屋か鍛冶屋をやっていれば、喰いっぱぐれがなかったと、書いてありました。面白いですね。
今だったら「これをやっていればくいっぱぐれがない」という職業は何でしょうね?何もないかな(笑)。