骨董市に行くと、おもちゃ骨董のさわださんがビンを持って待ち構えていました。
「こんな大きいの、見たことないっしょ?」
見たことのない大きさのひょうたん形のニッキ水のビンで、高さが18センチあります。これに近い高さのニッキ水のビンはたぶんあるものの、直径10センチは、まず見たことのない太さです。
ニッキ水には、いろいろな形のビンがあります。
その中で、ひょうたん型のビンに限って見ると、背の高いものは三段形になったり五段形になったりするので、必然的に細くなってしまいます。
私の持っているひょうたん形のビンは、一番高いので13センチです。
高さが8.7センチのビンと比べてみると、まるで幼児と関取です。
普通のニッキ水のビン同様、このビンもかなり薄くできています。
かつては、梱包事情も運搬事情も今のようではありませんでした。この大きさのビンでは、駄菓子屋で売るにしろ、お祭りの縁日で売るにしろ、液体を詰めて何本も運んで行くのはちょっと大変です。
くじ引きの「大あたり」とか、行事のディスプレイ用とか、特別なビンだったのかもしれません。
安全な場所はここですが、ビンとしては目立たなくて不満かもしれません。
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