直さなくてはと気にはしていたのですが、ココヤシに突き刺さっている折れた竹を取り換えるのが面倒そうで、取り掛かる気にならず、ずっと放置したままでした。
しかし、こいのぼりの竿の籠玉を修理したら、竹は伐ってきてあるし、「修理の元気」も出たので、続けてこの鳥も直すことにしました。
「つくる元気」と「修理の元気」は別ものです。
折れた竹は、ココヤシに2か所で突き刺してありますが、そのうちの1か所だけ、内側まで突き抜けています。試しに、飛び出た部分を金づちで叩いてみたら動いたので、鏨(たがね)をあてて抜くことができました。
飛び出てない方は引っ張ったくらいでは抜けません。仕方なくのこぎりで切り取って、そのあとにドリルで穴を開けました。
これで、難関突破です。
新しい竹は、お湯の中で温めながら曲げました。
そして、穴に突き刺して、ボンドで留めました。
「しまった!」
その新しい竹には、すぐ上に水平にぶら下げる竹を結んだ糸の輪を通しておかなくてはならなかったのですが、形を整えるのに夢中で、忘れてしまいました。
ココヤシに突き刺した竹は、ボンドはまだ乾いていないというのにしっかり留まっていて、抜けません。
仕方なくこのナイロン糸をあきらめて、テグスに取り替えることにしました。
壊れた時にすぐ探したのですが、遠くまで飛んだのか拾えたのは2個だけ、足りない2個を、篠竹を切ってつくりました。
糸が切れてしまっている首のつけ根には、細いドリルで穴を開け、結びこぶをつくったテグスを目うちで差し込んだ後、ボンドをつけた爪楊枝を差して留め、一夜置きました。
さて次の日、肩に差し込んだテグスを抑えている爪楊枝を折り取りました。
そして、テグスに首用の竹の輪を通し、次に鳥の頭を通してから、横にわたっている竹の棒の先に結びつけました。
鳥が生き返りました。
こんどは車に引っかかったりしないところに吊るしました。
確かに、作ることと修理することは違いますね。
返信削除それにしても立派な竹風鈴で、もし家で壊れたら、まずその材料の竹がないから出来ません(^^;)。
鳥の首はテグスで上に繋がっていて、ゆらゆら動くのですね…。作った人はもちろんすごい。
karatさん
返信削除バリ島でつくられたものらしいです。
その昔、下に風鈴がついていないのはタイでよく見たのですが、身体は木でできていました。
で、今ちょっと調べてみたら、もっと手の込んだバージョンも売っていました。https://item.rakuten.co.jp/yayapapus/2016060301/ちょっと高いけど、これもよくできています。でも、鳥さんの足は私の持っている方がリアルで素敵です(^^♪
風鈴部分の竹は元々輪っか模様が入っているのですか?素敵です。
返信削除hiyocoさん
返信削除私の見たところ、たぶんわざわざ模様をつけたものだと思われます。
バリの手工芸品は、安いお土産ものの代名詞のようになって、日本だけでなく東南アジアにも流れていますが、「手仕事の心」というものは、まだ失われていませんね。