インドの神さまのうち1体は、女の神さまでした。
インドには女の神さまが、いっぱいいらっしゃいます。パールヴァティーかドルガーか、あるいはカーリーか、それともほかの女の神さまかは、ただの真っ赤っかで、さっぱりわかりませんでした。
それに比べるともう1体は、毛布を羽織ったただの象にも見えますが、ガネーシャに見えました。
土ではなくて、紙粘土のようなもので、手びねりでつくってあります。
インドには紙粘土文化がありますが、とても精巧なものです。これは稚拙ですが、その地域でつくられたものかもしれません。
というわけで、これまで一緒だった女の神さまと、さわださんの店頭で別れて、我が家に単身やってきたガネーシャです。
神さまですから、神棚に祀ろうとしたら、
「あらっ!」
そうとう古くからいるのに、これまでUPしたことのないガネーシャを見つけました。
右端の、派手なガネーシャです。
カルカッタ郊外の小さな町の何でも屋さんのショーウインドーで出逢ったもの、カンボジアに赴任した時には、スーツケース一つで行ったというのに、何故か同行しました。
カーリー神も一緒に行ったのに、カーリー神はいつだったか、あまり理由もないのに、粉々に砕けてしまいました。気性の激しい神さまですから、何か気に入らないことがあったのかもしれません。
これは型を使って土で成形して、素焼きしたか、あるいは乾かしただけの人形です。
骨董市で見つけたおもちゃたち、どれも可愛いなーと見ていましたが、
返信削除この神様はことのほか可愛いです。
神様って言われなければ、銭湯の湯上り台に座ってフルーツ牛乳飲んでるおじさんか
おばさんに見えます。
kuskusさん
返信削除かわいいですか?かわいいですよね。
インドの神さまにはいろいろあるけれど、とくにガネーシャとジャガンナート神が好きです。
あの日は1000円ちょっとで大漁でした(笑)。
インドのお祭りでは、泥など自然に返る材料で神さまの担ぎものをつくりますが、祭りの後、小さな川に人の2分の1サイズの神さまがいっぱい捨てられて、川面から突き出していて、恨めしそうにこっちを見ている光景は、ちょっと怖いものがありました(笑)。
お祭りの楽しみ方も、最近では変わってきたと聞きました。玄関にぶら下げるきびがら細工などもあまり見なくなったとか。