2020年3月16日月曜日

石けり

「のらくろの石けり要る?」
と、おもちゃ骨董のさわださん。
「いらない。石けりはいっぱい持っているから」
と、私。
「石けりってなあに?」
骨董市に一緒に行ったOちゃんは、石けりを知りません。遊んだことのない人は、ガラスの玉だけ見ても、遊び方は想像もつかないことでしょう。
「今日は石けりもっと持って来てるんだ。見る?」
「見せて!」


さわださんが、後ろの方に置いてある段ボール箱を開けると、二重にも三重にも、珍しい石けりが入っていました。


いつも店先に並んでいる、「柏戸」、「大鵬」、「W&K(早慶戦)」などのありふれた石けりとは全然違います。


石けりコレクター垂涎の不二家のペコちゃんやポパイ、一世を風靡した抱っこちゃんの石けりは初めて見ました。
力道山もあります。「忠勇」とは、周りのぎざぎざからして、赤穂浪士でしょうか?


で、私は飛行機の石けりが気に入りました。

富士山を目当てに飛んできた爆撃機B29

飛行機が複数で飛んでいると、ちょっと戦争を思い出してしまいますが、ガラスとして素敵です。


経年の汚れを洗い落そうかどうしようか?


あぁぁん、汚れを落として大失敗、陰影がなくなり、飛行機も目立たなくなり、ただのガラス板になってしまいました。


ただ、光を通すと、とってもきれいです。







5 件のコメント:

  1. 春姐さん確かに色や大きさに私たち世代が遊んだものが、
    「のらくろ」は田河水泡の兵隊マンガで捨てられた野良犬が出世する物語
    ブル連隊長やヤギ連隊長も登場します。
    父に連れられ九段会館で水泡さんの子供向きの話を聞きました。
     夕方は6時からラジオ唯一の子供の時間番組が、
    有名な関谷五十二さんや岡村花子さんです。


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  2. 昭ちゃん
    このラスター(銀化)仕上げのおはじきそのものは、のらくろはついていてもそう古くないものです。抱っこちゃん、ペコちゃんのほかにはサザエさんとか東京タワーとかありましたが、たぶん1960年代のものでしょうね。ラスターの石けりは一時は高値で取引されたみたいで、値が下がった今でも、私の買った飛行機(これは戦前ですよね?)などと比べると3倍のお値段でした。石けりを集めている人もいるんですね。

    ラジオの子どもの時間は、朝の連続テレビ小説の『花子とアン』で初めて知りました。
    私の小さいころは『紅孔雀』です。今はNHKのラジオは聴いていませんが(朝ドラも観るのやめた、笑)、数年前に何十年ぶりかに聴いたとき、『昼の憩い』の音楽が50年も前と同じなのに、びっくりしました。脳の中が、「『昼の憩い』が終わったら『尋ね人の時間』と続く」となっているのに、そうではなかったのが不思議なくらいでした。
    戦後何年も経ってからも、「○○年ごろ大連にいた○○さん」とか、毎日やっていましたね。あと、「潮岬、風力(だったか?)○○ミリバール」というのは今でもやっているのでしょうか?訳が分からないけれど、聴いていました(笑)。

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  3. わたしの原点は小学校時代購入していた少年倶楽部略して「小ク」と
    「子供の科学」で1924~1943まで発行しました。
    ラジオでは
    「石垣島風力3」から始まりで「訪ね人の時間」ありましたね。

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  4.  当時の講談社の本には有名な作家たちが子供向けに手を抜かない
    小説を連載した事でしょー
     

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  5. 昭ちゃん
    私は教育ばばのもとで大きくなり、雑誌、駄菓子屋、買い食い、縁日などとは縁遠く育ちましたが、従妹のところに泊まりに行ったときは、遊びもせず、弟とともに『講談社の絵本』にのめり込んでいました(笑)。
    従妹のところに住みこんでいた看護婦さんの持っている『平凡』も刺激的でした。それなしでは、美空ひばりも知りませんでした。というのも、祖父はNHKラジオしか聴かないし、NHKには美空ひばりは決して出演しませんでした。
    あとは近くに住んでいた同級生の持っていた、カバヤ文庫です。キャラメルを食べて点数を集めて送ると、本が送られてくるのですが、同級生はどんだけ甘やかされていたのか、カバヤ文庫がいっぱいありました(笑)。

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