2020年5月4日月曜日


絵筆など入れている引き出しに、夫の父のものだったのか、あるいは母のものだったのか、まだ封を切っていない墨があります。父なら書を、母なら絵のために持っていたと思われます。
ネットで何でも調べられる時代のありがたさ、この墨について検索してみました。


簾外薫風は、奈良の墨運堂の墨で、これは大きさとしては5.0丁型の墨、長辺が13センチほどあります。


墨に被せてあるビニールに貼ってあるシールに、「46造」とあるのは、昭和46年(1971年)製造ということでしょうか。約半世紀前の墨です。
奈良の墨運堂は創業文化2年(1805年)、以来延々と墨をつくり続けている会社です。


このところ、書道人口も水墨画人口も減って、需要が減っているのか、ネットオークションではなく普通のお店でも、貼ってある定価より安く売っているようです。
そう言えば私、墨をすってない歴はいったい何十年になるのでしょうか。







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