土で手びねりして、高温で焼いて、彩色してあります。
鍬を持っている農夫の右手には穴があいていて、手に何か持っていた形跡があります。
農夫が一服するときは、何を手に持つでしょう?
キセルを持っていたなら、握った手の穴が上を向いてはいないはず、何だったのか見当がつきません。
鍬の柄は銅の針金です。
岩の部分は彩色してありません。
稲束を担いだ農夫、とってもいいお顔です。
稲に模された草の束は、80年も崩れもせず持ちこたえています。
拳骨を重ねた手には、穴は開いていません。稲わらは、斜めに掛けた紐で身体に縛りつけたように彩色してあります。
この手は、何を表現していたのでしょう?
白い髭の翁は、3人の中では一番のお年寄りのようです。
わきに魚籠を置いているので、魚釣りをしていることは確かですが、釣り竿は失われています。
力の入ったお顔からすれば、釣竿の先には魚もぶら下がっていたのかもしれません。
収集家の手にあった昔のおもちゃは、文革(文化大革命、1966-76)で、ほぼ破壊されてしまったという悲しい歴史がありますが、今もつくり続けられているのがせめての希望です。
中国の土人形、もっともっと、見たい気持ちでいっぱいです。
箒さお、ナイスです!
返信削除右手になにを持っているかクイズですが、
一息つくために、水を入れた、ひょうたんとか!
くびれすぎですね・・・
akemifさん
返信削除わりと小さい穴、しかも縦長です。瓢箪は無理かなぁ。瓢箪だったら土でつくりますよね。鍬の先部分も紙ではなく土でつくられています。
思いがけず、鳥が手に留まっていたりしたら、素敵ですね(^^♪
左手が腰にあります。そして、鍬の枝をお尻の下に
返信削除してますよね。そこも不思議。
鳥が来てるような、のどかさがイメージできません。
うーん、きになるなぁ…きになるきになる…
akemifさん
返信削除確かに、厳しいお顔ですね。
鍬は、岩の上に置きたかったけれど置くのが難しいので、柄の上に腰かけた姿になってしまったのではないかと思いました。しかし、大豆ほどの大きさによくこんな、内面まで表したようなお顔が描けると、改めて感動してしまいます。
天安門のそばの博物館には、夫が仕事で北京に行ったおりに案内されて行きました。また、台北の故宮博物館には友人を訪ねたおりに、やはり案内されて行き、期せずして両方見ることができました。中国文化は、大きいものと細かいもので度肝を抜くようなものですが、細かいものはまぁ細かかったです。
米粒に写経したものは、それ自体よりそんな筆をどうやって作ったんだろうとそっちに関心が行きました。私は美術品と呼ばれるものにはほとんど興味がありませんが、象牙一本の中にそのまま街を掘り出して、たくさんの店が並ぶ通りが、たくさんの人でにぎわっているものなど、ため息なしでは見られませんでした。
そんな、中国人の腕をもってすれば、大豆大の顔に眼鼻を描くなど朝飯前だと思いますが、すごいです。
中国のおもちゃに詳しい方にお会いして、中国のおもちゃや人形について、もっと訊きたい気持ちでいっぱいです。
そこにあるもの、そこを見に来ている人をウォッチングするのも面白いですよね。
返信削除中国のおもちゃを調べていくうち、いつか、このおじいさんの右手にあるものがわかったら教えてください!!!そのうち、疑問に思っていたことを忘れてしまいそうですが・・・
akemifさん
返信削除『中国郷土玩具』の李寸松さんにお会いするくらいしかないでしょうか?(笑)。あとは、兵庫の郷土玩具館の井上さんとか。
それでも、中国、チェコ、フィリピンなどなど、世の中におもちゃ好きの人がいてくれて、私としては嬉しい限りです。おもちゃも、奥が深いですよ(笑)。