2020年7月28日火曜日

ポテトサラダ

しばらく前に、食品売り場でポテトサラダを買おうとした子連れの女性が、高齢の男性に、「母親ならポテトサラダくらい自分でつくれ」と、その場で注意されたという話題でSNSが賑わっていたことが、ラジオで取り上げられていました。
ラジオでは、ポテトサラダは買うものか、あるいは家庭でつくるものかという話と同時に、ポテトサラダそのものの話でも盛り上がっていました。
その1週間後に、彼らはラジオで、またポテトサラダの話をしていました。
というのも、前の週にポテトサラダの話をしていたら食べたくなって、申し合わせたわけでもないのに、パーソナリティーやスタッフなど3人の方たちがポテトサラダをつくって食べたとか、それぞれのつくり方まで披露していました。
それを聴いているうちに、私も食べたくなり、その夜はポテトサラダをつくってしまいました。


糖質コントロールをしている(つもりの)夫は、ご飯なしでおかずだけ食べると安心します。
ポテトサラダで主食を兼ねるとして、ジャガイモは3つにしようか、それとも4つにしようか迷いましたが、次の日食べてもいいかと、大きなジャガイモを4つ使いました。


ラジオでは、ジャガイモはまるのままで蒸して、熱々のとき皮をむくので、手は熱いし面倒、だから家庭ではつくれないなどと言っていましたが、私はいつも小さく切ってひたひたの水で煮ています。
水を捨てないのだから、うまみが水に溶けだしても構いません。忘れなかったら人参も一緒に煮ます。
前はニンジンを別に煮ていましたが、一緒に煮てもさして問題ないことに気づきました。


水がほとんどなくなったら、塩を加えて粉ふき芋(水を飛ばす)にします。


熱いうちに、バターとお酢も加えます。砂糖を加える代わりに甘さを足そうと、すし酢もちょっとだけ入れました。
混ぜると、ジャガイモは崩れます。


ジャガイモを茹でている間に、小口切りのキュウリ2本と、小さめに薄切りした玉ねぎ半個に塩を振っておきます。以前は、別々に塩を振っていましたが、一緒にしたら手間が省けます。
卵は入れるときもあるし、入れないときもあります。ベーコンも入れたり入れなかったりです。この日は卵4個を固ゆでにしました。


塩を振っておいた玉ねぎとキュウリは、布巾にとって、


固く、固く絞ります。水がいっぱい出ます。


混ぜる直前にリンゴを切り、全部を一緒にしてマヨネーズを加えて混ぜます。


できあがり!

ポテトサラダは、誰の考案したレシピでしょう?純和食だと思われますが、いつごろからあるのか、不思議です。
私の家では、祖母はもちろん、母もあまりポテトサラダはつくらなかったような気がします。

学生時代、薩摩半島の寒村に家を借りていた友人のところに転がり込んで、大勢で夏休みを過ごしたときのポテトサラダは、今でも覚えています。
池田湖まで歩いて遊びに行ったのですが、ジャガイモとゆで卵と塩とマヨネーズだけのポテトサラダを、ボウルに山盛り持って行って、湖のほとりで食べました。
「ジャガイモと卵だけのジャガイモサラだって、意外においしいね」
と言いあって、美味しくいただきましたが、7、8人、もっといたでしょうか、そのときそこにいた誰もが、すでにポテトサラダというものを知っていたのではないかと思います。

さて、大きなジャガイモ4個のポテトサラダは、さすがに多かったようで、四分の一ほどは残してしまいましたが、次の日美味しくいただきました。






6 件のコメント:

  1. 最初の3行を読んで「その老人はポテトサラダを作ったことがないんだ」と思いました。たぶんラジオの内容もそうですよね?材料それぞれを調理して混ぜ合わせる、とても手間のかかる副菜だと毎回思います。多めに作って、翌日の朝パンに乗せて食べます。
    私はレンチンですが、煮詰める方法もあるのですね!

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  2. hiyocoさん
    いつもラジオはかけっぱなしにしているので、真剣には聞いてなかったのですが、論点は確か、最近、高齢の男性はおせっかいすぎない?みたいなことではなかったかしら?
    そして確か、あんな面倒なもの、小さい子もいるし買って何が悪いとか、いやいや家でつくればいいのに、と論争になっていたかもしれません。私はその老人がポテトサラダをつくったことがあったかどうか、全然気にしていませんでした(笑)。
    hiyocoさん、ポテトサラダが面倒と思います?私は料理が好きじゃないし、お菓子なんて必要に迫られなければつくりませんが、ポテトサラダをつくるのはそう苦にはなりません。副菜というよりあれでお腹をいっぱいにすればいいや思うと、いそいそとつくってしまいます(笑)。時間を計ったりする必要がないし、つくったらすぐ食べなくてはならないといったこともないし(^^♪
    さぁ、今日は何をつくろう?面倒だなぁ(爆)。

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  3. 春さんとかぶった(覚えてますか?)ポテトサラダのとき、ゆで卵がグズグズで泣きくなったことを思い出しました。わおーん♪
    私も、じゃがいもは、ゆでる派です。わおーん♪
    今晩は、スペアリブとトウモロコシの塩煮というのを聞いたので、やってみるつもりです。
    スペアリブとトウモロコシを、水と塩で1時間ほどゆでるだけらしいのですが、おいしいらしいのです。
    最大のガンバリポイントは、会社の帰りに買い物に行くことです。笑、わおーん♪

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  4. 面白いですね。ポテトサラダについての話は尽きません。「自分で作れ」の高齢者あるあるから始まって、それぞれの作り方、材料、味がある。それだけ日本人に浸透している料理だからでしょうか。論文が書けそう。
    ちなみに、私は買った事はありませんが、夫が大好きで自分でせっせと作っているので、最近は私には作る出番が有りません。夫のポテトサラダは、毎回材料の状態や味が違います。研究途上なのでしょうと文句は言わない様にしています。

    春さんが料理をするのは面倒と言うのも面白い(失礼)。家を基礎から作ってしまう人が(笑)。

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  5. akemifさん
    かぶったのは覚えていますが、ゆで卵がぐずぐずだったのはまったく覚えていませんでした(笑)。ところで、ラジオでは、卵は半熟と言っていました。私は固ゆで卵しか使ったことがありません。

    昨日は、「料理は面倒」モード全開でしたが、今日はやる気満々です(笑)。
    といっても、直前にあわてて冷凍肉をお湯を張ったボウルで戻すのではなくて、昼頃から常温にしておくというだけの話ですが(^^♪
    私のガンバレテナイポイントは、いつも冷凍庫(冷蔵庫とは別にある)が満員なので、もっとすっきりさせてみたいことです。順番に使ってはいるのですが、少なくなると恐怖を感じてつい補充するので、かれこれ15年、肉や魚は少なくても2週間は籠城できるほど、たっぷり入っています。

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  6. reiさん
    私は20年くらい前までポテトサラダに関心を持ったことがありませんでした。
    ところが、陶芸家の楠田純子さんのブログ(今は書いていらっしゃらないみたい)に、ポテトサラダは深いと書いてあったので、「へぇぇ」と思って改めて気を入れてつくるようになり(それまでもつくってはいたけれど)、やがてakemifさんのコメントにもあるようにお客さんが来るときでさえ、出してしまうようになっています。
    誰も気づかないことですがそのことがあって、ポテトサラダは楠田さんの鉢に盛りました(笑)。

    だんな様がポテトサラダをつくってくれるのは、たとえ味にばらつきがあってもいいことですね。わが家はどうかなぁ?
    夫はお客さんが来たときは天ぷらを揚げて、普段はそうめん、コーヒーはつくりますが、天ぷらは初心者だったころは注意深くつくっていたけれど、最近はころもづくりも、一度に揚げる量も結構適当になっていて、毎回できに差がありすぎるような気がします(笑)。

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