2020年8月12日水曜日

バティクのシャツ

土曜日に出かけたときのこと、いざ出かけようとしたら、夫が普段着のTシャツを着ているのに気づきました。息子のおさがりの古いもの、しかも時折、作業するときも着たりしている色褪せたTシャツです。
友だちのところだけならともかく、ゆえあって、帰りに都会のホテルに寄らなくてはなりません。
「なんだっていいんだよ」
「それじゃぁ、ちょっとねぇ」


衣装ケースの中を見ると、インドネシアのバティク(ろうけつ染め)のシャツがありました。
「このどっちかを着て!」
夫は最初、左の方を広げて、
「長袖だよ。こんなの着られないよ」
あれっ、そうだったか。
あせって右のシャツを広げてみたら半袖で一安心、これを着て行きました。


どちらも単色の涼しげなバティクです。
インドネシアで布を買って、


バンコクの仕立て屋さんに仕立ててもらったものです。
手描きではなく、型を使って染めたものですが、いわゆるプリントではなく、裏表同じ色の出具合の、薄くてしゃりしゃりした布です。


バティクのシャツと言えば、マレーシアバティクのシャツもあるのですが、これは一番下のボタンの位置が悪いのか、ちょっとはだけてだらしなく見えるので、パスしました。


これは、新しい布ではなくて、古布をリメイクしたものです。
古いバティクを再利用したシャツは、何枚か持っていましたが、古布のためもともと弱っていて、何度か洗濯しているうちに破れてしまいます。以前は破れてしまったシャツは泣く泣く捨てていたのですが、裏から薄い接着芯を貼ればいいことに気づき、これは破れを補強しています。夫も着ることができる大きさですが、夫が着ると、ちょっとくだけ過ぎた感じになるでしょうか?
もっとも、それは私が着ても同じことですが、私なら下に白を合わせる、夫なら黒や紺を合わせるので、感じが違ってきます。


ちなみに私はこの日、インドネシアのイカット(絣織り)の古布をはぎ合わせたジャンパースカートをはいていたので、インドネシア揃いになりました。


手描き(型染めもありますが)手染めのバティクも、手染めで手織りのイカットも、夏にぴったりで、久しぶりに夫が着ているのを見ると、涼しげに見えました。








4 件のコメント:

  1. 連絡有難うございます楽しみに待っております。  

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  2. 昭ちゃん
    この前の前、8月10日のところですよ。

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  3. 絣織りってなんですか?
    ぐぐらないと!

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  4. akemifさん
    インドネシアの絣については、過去の記事http://koharu2009.blogspot.com/2014/07/blog-post_5.htmlを参照してください。このときは、島ごとの絣を4回に分けて取り上げています。
    バティクは布に織ってから模様を染めますが、イカットは糸を先に染めておいてから織ります。
    バティクの方も、過去に幾つか記事がありますhttp://koharu2009.blogspot.com/2014/03/blog-post_15.html。

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