2020年10月2日金曜日

曲げては結んで



作業のための出入り口にしていた基礎の型枠を閉じたのは1週間ほど前でした。
コンクリートを流し込む基礎の型枠は、完全な長方形で、角が直角、天端が水平でないとその上に木造がきちんと乗りません。
基礎をつくるとき、特にそれが傾斜地だったら、少しずつ何度もコンクリートを打ちながら調整していくと楽なのだけれど、一気に立ち上げようとしているだけに、正しい形になっているかどうか、気を使う作業でした。
6月の1か月も続いた長雨と続く酷暑で、作業はなかなかはかどりませんでしたが、やっと先が見えてきました。



おもな作業は、水回りの型枠の設置に移りました。
水回りの基礎の壁厚は12センチです。セパレーターとPコンを組み合わせて、これを外側と内側のパネルにはさみながら、設置していきます。



こちらは、断熱材は後から貼ります。
下水のパイプを通したり、上水の配管をしたりと、いろいろ、私にはできない作業があるのでここは夫に任せて、ベタ基礎部分の配筋をすることにしました。



これは、鉄筋切断機です。
鉄筋を挟んで、バーを押さえて切るのですが、私が切れるのは直径9ミリの鉄筋だけ、13ミリの鉄筋は、渾身の力を込めて手で押さえるだけでなく、足で踏みつけても切れません。



長さに切った鉄筋は、端を曲げて鉤型にして、組んでいきます。
電動の曲げ機があったのですが動かなくなり、修理も難しいということで、また手動のものに逆戻りしていますが、切断機よりはずっと楽、13ミリも曲げられます。
「配筋する前に、ビニールを敷いて、湿気を押さえた方がいいんだけど、あるかなぁ」
と独り言を言っていた夫が、ゴソゴソ探していたとか思うと、巻いたビニールを見つけてきました。
「これは、何の残り?」
「忘れちゃったなぁ」
忘れるほど前からあったものです。
「遮光ネットだったのかしら?」
そうだとしたら、10年以上前からあったもの、いったいなんでしょう?
「足りるといいけど」



その巻いてあるビニールを二人で敷きました。
「足りそうだね!」



ビニールは、重ねて敷いても余るくらいありました。
この上に、格子状に鉄筋を組みます。


鉄筋を切っては曲げ、切っては曲げ、四端に覗かせている鉄筋に結束線で縛っていきます。



まだ結んでないけれど、配筋が終わったら、これから延々と縦横の鉄筋を結ぶ作業が残っています。

簡単な作業ですが、8月から膝がちょっと変、すっすっと座ったり立ったりできないので、時間がかかってしまいそうです。


水回りの方も、着々と進んでいます。


奥に見えているのが、お手洗いの排水パイプです。



昨夜は、旧暦8月15日、中秋の名月でした。








 

6 件のコメント:

  1. 光る屋根、いいですね~。昨日は明るい月でしたね。

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  2. 10月中下旬にまた、見に行っていいですか?
    そのとき、まだ、お運びみたいな、できそうなお手伝いがあったら修行させてくださいm(__)m

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  3. hiyocoさん
    瓦屋根は、雨のときも晴れのときも楽しめますが、月光に光るのが最高です。
    作業棟を建てるとき、瓦にするかガルバリウムにするかもめましたが(値段はたいして違わないけれど、ガルバリウムの方が、軽快につくった感じがする)、いつも見えるものだから瓦にしてよかったとつくづく思っています。
    それにしても、満月は次の日というのが面白かったですね。

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  4. akemifさん
    よろこんで。
    いつごろ、どんな作業があるかなど、またお知らせしますね。9月中にコンクリート打ちができるかと思っていましたが、案の定ずれ込みました(笑)。

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  5. 瓦で大正解ですよ!昼でも月夜でも素敵です。
    うちの屋根は元スレートの上にガルバリウムを重ね葺きしてあります。雨の日、2階の樋が詰まって雨水がダイレクトに1階の屋根に落ちる箇所があって、トタン屋根のようにめちゃめちゃうるさいです。雨が落ちる場所に人工芝をどうにか置いて音を軽減していますが、見た目悪いし(近所の2階からしか見えませんが)、大雨&強風の日は人工芝からずれてやっぱりうるさいです(笑)。

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  6. hiyocoさん
    そう言っていただけると、私たちだけでなく、瓦屋さんも喜ぶと思います(^^♪
    そうそう、ガルバは音がうるさい、いいかえれば、音を楽しめますね(笑)。以前、仮設ビニールハウスに住んでいたときは、雨が降り始めるとすぐわかりましたが、今は瓦から落ちるしずくを見てやっとわかります。もちろん、豪雨のときはざあざあ音がしますが。

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