2021年1月4日月曜日

ドッピ

以前、ソヴィエト連邦に住むテュルク系の人々がかぶる帽子、テュベテイカを取り上げたことがありました。テュベテイカは、ウズベキスタンの言葉ではドッピと呼ばれています。


これは、ドッピでも新素材を駆使した、現代版のドッピです。


ビロード地に、手刺繍の代わりにスパンコールやプラスティック・ビーズを使って模様をつくっています。
白く見えるところは薄いシートを貼っていますが、革(合成皮革?)ではないかと思います。


手は抜いても、華やかにしたいのか?
品がいいとか悪いとかは考えないのか?
と言いたいところですが、新しい素材には誰でも興味を惹かれてしまうものでしょう。


アトラス(伝統の絣織り)のための糸をくくる男性のかぶっているドッピも、刺繍だけのように見えますが華やかです。


スパンコールいっぱいのドッピに比べると地味ですが、こちらは手刺繍です。


手刺繍だけど、なんかミシン刺繍に似せているような気もします。
ミシン刺繍の方がかっこいいという想いがあったとしても不思議ではありません。


一度はウズベキスタンに行って、どんな人がどんなドッピをかぶっているのか、じっくり観察してみたいものです。




2 件のコメント:

  1. 春さん、高校時代は演劇部だったのですね!(テュベテイカのリンク先コメント欄で知りました)春さんが高校生時代に舞台に立った姿が観てみたいです。

    劇団「雲」についても触れていらっしゃいますが、「芸術新潮」の編集部を経て「雲」のマネージャになった向坂隆一郎(三岸節子の娘婿&友人の父親)の追悼文集を読んだことがあります。文学座の分裂劇から、心酔していた福田恒存に振り回されてしまった様子が伺えます。

    同じくコメント欄の、宗教についての昭ちゃんのお話、成程と納得しました。

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  2. reiさん
    演劇部ではいろいろやりましたが、ハムレットではオズリックでした。悲劇の中で一人だけ道化、「重厚でなく軽くやれ」と言われて悩みましたが、私的には精一杯軽くやり、上演後、小池さんに「よくやった」と頭をぐりぐりされました(笑)。
    まだ我が家にはありますが、そのときのシエクスピア劇のために使った訳本は福田恒存のものでした。確かに福田恒存には、若い(当時)演劇人たちは振り回されたかもしれませんね。なま福田恒存も拝見したことがあります(^^♪
    当時は大人と子ども、大人には悩みなどあるはずがないと思っていましたが、今思えば、彼らにもいろいろな思いがあったでしょうね。小池さんは何で高校の演劇部の面倒なんか見てくれていたのか、今となっては訊いてみるすべもありません。

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