私が草むしりしている傍らで、夫が竿に籠玉を揚げる準備をしていました。
籠玉は、軒下に置いて雨が当たらないようにしていましたが、それでも小さな玉が傷みます。やがて、籠玉の準備が整い、竿の下にウインチを取りつけ、竿を留めている鉄棒を抜き、少しずつ傾けたところで、私にも声がかかりました。
倒した竿の先に籠玉の竹を被せ、穴を見つけてそこに細いネジ棒を通して留めたら完成です。
脚立を持ってきて、籠玉をその上に置いて挿すのですが、籠玉は重いし、小さな玉が長い竹の先についているので、小さな玉が地面に押しつけられたり、脚立にこすれたりして折れてしまうので、細心の注意が必要です。例年、気をつけてあげていても、小さい玉が次々と外れ、そのたびにつけ直さなくてはなりません。
ところがどうでしょう!
今年は今までで一番すんなり、一発で揚げることができました。
緊張して作業していたので、写真はありません。2018年はまあまあ、2019年には苦労しています。
そして、2020年も途中写真を撮る余裕がなかったようです。
こいのぼりは、いずれも土浦のいいじまさんからいただいたもの、ナイロン製です。
かつて夫が、ナイロンではなく木綿のこいのぼりが欲しいと、「古河デ蚤の市」で手に入れたことがありました。
ところが、木綿のこいのぼりは重くて、なかなか泳がないし、すぐ竿に巻きつきます。また、雨に降られるとさらに重くなるので、毎日降ろしたり揚げたりしなくてはなりません。
それに比べると、ナイロン製は軽く、揚げたら揚げっぱなしにすることができます。もっともナイロン製でも傷みます。昨年は、緋鯉が破れてしまいました。
そのため、今年はちび鯉しかいなくて、夫は気にしていて、なんとか緋鯉を手に入れようとしています。
緋鯉がいないと、なんとなく寂しいですね。。。
返信削除akemifさん
返信削除5月の節句の前のこの時期、ヤフオクを見てもこいのぼりは高い!(笑)。もう1匹黒いちび鯉がいたので揚げています。
それにしても、竿がよく持ちますねぇ。昨年あたり、ぼきっと折れるんじゃないかと思いましたが頑張っています。
行方にせしさんという若い女性の籠師さんがいて、籠玉づくりを引き継いでいらっしゃるのですが、彼女のブログを見ると、我が家の籠玉をつくった吉田さんは、もう90歳を超えたかな、今でも籠細工をつくり続けていらっしゃるようです。
茨城の籠玉、本当に素敵です。