屋根の下地づくりは、垂木を渡した上に野地板を張り、防水のためにルーフィングと呼ばれるシートを敷いて、その上に断熱材を入れて再度垂木を渡し、空気を取り入れスペースをつくった上にまた野地板を張り、ルーフィングを敷いて、やっと屋根を葺く作業に移れるという段取りになっています。
屋根作業は、雨が漏らないよう、野地板もルーフィングも、そしてガルバリウムの屋根材も瓦も、すべて下から上へと作業します。
後回しにしていた南側にもルーフィングを敷き、棟をルーフィングで覆ったことで、南北の屋根が合って棟をつくっている部分にも、断熱材を入れる作業ができるようになりました。南側は集熱箱を組み立てて設置したりしなくてはならないので複雑、まずは北側の屋根の下地を完成させ、ガルバリウムの屋根を葺くところまで、先にやりたいと思っています。
屋根材のガルバリウムは先日、夫婦で大工さんをやっている「白組」から、余っていたものを分けていただいてきました。
先週末には野地板で三角穴をふさいだので、今週から断熱材を敷く作業を再開するための下準備はすっかり整ったはずでした。
そして日曜の夜、珍しいことに、屋根作業をしている夢を見ました。
普段、作業の夢を見ることはまずないのですが、どうしたことか執拗に似た夢を見て、その都度目が覚めてしまいました。
断熱材の代わりに色とりどりの布をパッチワークのように敷き詰めている夢、垂木がなんとしてもうまく収まらないで焦っている夢、まっすぐ敷いているつもりが全部斜めになってしまっている夢、ジグソーパズルのように細かく切ったピースが見つからない夢などなど、どの夢でも作業がうまくいかず、ぐっしょりと汗をかいて目が覚めてしまいました。
「何なんだ?」
無意識のうちに、身体がこの作業に拒否反応を示していたのかもしれません。
ところが、現実の方は、夢ほど面倒ではありませんでした。
南の屋根が伸びて立ち上がっている部分では、オーダーした断熱材の幅と、垂木の間隔が違うところが多く、それに合わせてカッターで断熱材を切らなくてはなりませんでした。
でも今日やったところは、両端を除いて、断熱材が切らずにそのまま使えました。何と楽なのでしょう!
左右対称の反対側はまだ手をつけていませんが、そこもほぼ断熱材を切らずに使えるはずです。そして、南側は垂木と垂木の間隔がイレギュラーにはなっていないので、断熱材を切る必要がほとんどありません。最初に面倒なところを済ませておいてラッキーでした。
今夜は夢も見ないでぐっすり眠れそうです。
着々と進められる作業の様子を拝見していると、大きな家の精巧な模型を作っているのではと錯覚する事があります。
返信削除reiさん
返信削除今は、部材が重くないところなので、まさにそんな感じです。
かえって小さい模型をつくる方が大変だと思います。木はほぼ反っているし、ねじれてもいるし、大きいからごまかしがきいています(笑)。