息子が、福岡県糸島市の隣町である佐賀県唐津市にある老舗のウナギ屋さんに連れて行ってくれたとき、「虹の松原」というところを通りました。
虹の松原は、17世紀初頭に暴風防砂のためにクロマツを植えたのが始まりとされていて、いまでも幅500メートル、長さ4.5キロほどの松林が保たれています。
一説には、騎馬民族である元寇の上陸に備えて植えたとも言われています。
そんな松林を抜けて、唐津の、かつては交易で賑わっていた目抜き通りに来ると、松露饅頭という看板が目に留まりました。
先日、結局は松露ではなかったけれど、松に生える丸いきのこを見つけたばかり、ウナギ屋さんの帰りにはお菓子屋さんをのぞいてみることにしました。
ウナギ屋さんは大正時代に建てたという木造三階建のお店、創業は明治10年といいますから、もう150年もウナギ屋さんをしているお店でした。
入り口には、蘇民将来と書かれた厄除けの粽(ちまき)が飾ってありました。
厄除けの粽は京都の祇園祭のものだと思っていましたが、調べてみると唐津の呼子町の小さな漁村には小友祇園祭が伝わっていて、八坂神社から山笠がくり出します。それ以上は調べられませんでしたが、この厄除けの粽は、小友祇園祭の期間に八坂神社で手に入るものかもしれません。
二階へと上がる階段は超急で、学生時代に泊まった昔の木賃宿を思い出させてくれます。
通された小部屋は二階の、5畳ほどの細長い部屋を衝立で二つに仕切ったもの、そんな小部屋がいくつかあるつくりで、ウナギは美味でした。
帰りに忘れずにお菓子屋さんに寄って松露を見ましたが、ほかのお菓子も気になりました。
もっとも、お店のロゴも松なので、松尽くしでも不思議はありません。
はいからろまんにも、箱には松が描かれていました。
虹の松原スゴイ!グーグルマップで見ましたが、広範囲でびっくりです。しかもその内側に田んぼが広がっていて2度驚きました。
返信削除タケちゃんと竹屋に行ったんですね(笑)。
hiyocoさん
返信削除ネットでちらっとみたのですが、かつては10㎞×1㎞もあったとか。今の4倍ですよね。
誰かが佐賀藩に圧力をかけて植えさせたのか、自主的に植えたのか知りませんが、あれだけ植えるのは大変だったと思います。
また、松は地表をきれいにしておかないと虫にやられるので、今も管理は大変でしょうね。松原の中に道が走っていて、「倒木注意」って書いてあるのだけれど、どう注意できるのか(笑)。かぶさったような松もあったし、風が強い日は走らないことですかね。
そうそう、竹ちゃんと竹屋ですよ(笑)。うな丼は4枚6枚8枚とあって、4枚のを食べましたから、松竹梅で言うと、竹ではなくて梅でしたが(^^♪
大原ショウロ饅頭大好きです
返信削除作っている所面白いですね、佐賀は楽しい場所です
ステキな旅ですね生の松原海岸線ではサクラ貝を沢山拾った思い出があります
福岡から佐賀、長崎はとても近いですよ~
あかずきんさん
返信削除糸島も唐津も素敵なところでした。
松露饅頭も、ほかのお菓子も美味しかったです。唐津の町は交易の要衝だった当時に比べると寂れた感じもありましたが、大原屋は外から見ても中に入ってもとてもきれいに保たれていて、お菓子も食べる前から美味しいんだろうなと思っていました。
限られた時間で、「ちょっと浜に降りたい」とわがままは言えませんでしたが、道からも玄界灘が見えて堪能しました。