桧山薬師堂に行ったおり、昼食には間があったので、かつて行ったことのある那珂川の高瀬簗(やな)を掛ける場所に行ってみました。夏の間、やなを掛けてアユを捕ります。
ところが、やなが掛けられていません。川の中に立ってアユ釣りをしている人が、ポツンポツンと見えるだけです。
これは、2007年9月に、高瀬簗に行ったときの、同じ場所の写真です。
竹の籠に石を詰めたもの(蛇籠、じゃかご)を並べて置いて、那珂川の上流からの流れを集めます。
狭まった最後のところには、決壊しないよう、またアユが登ってくる舞台の重石にもなるようにか、大きな蛇籠を置いてあります。
その先に、竹を組んで舞台のようなものをつくっています。
ここに、アユが導かれて跳ね上がってくるので、それを拾います。
人がいたときの写真がなくて、このときは、1匹の犬だけが、ずっとアユを待ち受けていましたが、実際は人がいました。
これは今年の写真、やながなくても、川のほとりではアユの塩焼きを食べさせる店が営業していましたが、閑散としていました。
訊けば昨年と今年はコロナで、人を呼ぶ催しものは開いてはいけないので、やなをつくらなかったということでした。もう、伝統のやなづくりが絶えてしまったのかと思いましたが、コロナが収束したら再開されるようです。それにしても、大きな籠を編み、流れに設置するには、今は重機があるとはいえ、多大なエネルギーを必要とします。
那珂川には、高瀬簗だけでなく数多くのやながあります。ただ、どれもコンクリートなどで堰き止めたもので、昔ながらの蛇籠を使ってやなをつくっているのは、ここ、高瀬簗だけです。
高瀬簗のあと、那須烏山のお蕎麦屋さんに行きました。
夫がたまたま見つけたお蕎麦屋さんでしたが、若い五代目である女性の手打ち蕎麦は腰があり、アユを三枚におろした天ぷらは、骨まで食べられて、美味でした。
カタカナの名称が多いので勘違いしてました
返信削除メコンのモーラムですか、
大好きです。
犬はアイリッシュセッターですね。魚捕まえるんだ~。
返信削除これはアユが海に向かって下るところを捕まえるのですか?産卵は海でしたっけ?
籠、巨大ですね!
昭ちゃん
返信削除あはは、やっと通じた。
hiyocoさん
返信削除13年も前のことで、はっきりしませんが、犬は一生懸命見て、アユが来たら喜んでいるようでしたが、手を出したり噛みついたりはしてないようでした。お客さんの犬か、このあたりの犬かは不明でしたが、かわいい犬でした(笑)。
籠は巨大です。その中に詰めている石も、ユンボを使ったとしても大変なのに、昔は手で運んだのですから、どんなに大変だったことでしょう。4つの巨大籠のほかに幾つも幾つも籠が沈んでいます。
お蕎麦屋さんの話では、設置に1千万円以上かかるとの話でした。そうかもしれませんね。それでは川岸のアユの塩焼きが高くなるはずです。
モーラムは歌語りでケエーンの伴奏にのって
返信削除昔テレビで見ました。
打ち込んだら見られるかなー CDもあるのでは。
昭ちゃん
返信削除ごめん、モーラムの話はもう終わりにします(笑)。
聴いたから答えただけです。
返信削除昭ちゃん
返信削除そうでしたね。ごめんなさい。
テレビで観て好きになったなら、それでいいんです。もしかして、同じ舞台を見たのかなと思っただけでしたが、その話を深堀することはやめます。
モーラムやナムサダン、好きでいてください。