2022年6月14日火曜日

イヌイットの男の子(?)


グリーンランドのイヌイットの、ソープストーンの像です。
広く使われていた呼び名が、じつは蔑称だったとして、近年になって改められたものの中に、イヌイットの呼称もあります。イヌイットは、かつてはエスキモーと呼ばれ、サーミはラップ、ロマはジプシーと呼ばれていました。


ソープストーンは不思議な石です。熱帯のアフリカ各地で採れるし、極寒のロシア、フィンランド、グリーンランドなどでも採れます。

岩崎昌子著、『イヌイットの壁掛け』より

イヌイットとサーミは同じような環境で暮らしながら、食べものも文化も異なっています。サーミはトナカイを狩猟、遊牧して生活してきましたが、イヌイットは狩猟中心で、オットセイ、セイウチ、鯨、ときにはトナカイなどを狩って命をつないできました。


この服を見ると、すぐにイヌイットとわかります。


我が家のイヌイットの坊や(?)は、しばらく前から、フクロウの羽を持たされています。




2 件のコメント:

  1. こんにちは。
    エスキモーとかラップとかジプシーとか、昔の呼称の方が僕にはしっくり来ます。インディアンとかブッシュマンとかもそうですね。蔑称と思うかどうかはその呼称に差別や迫害が伴う歴史があったかどうかに関係しているのでしょうね。
    ニルスの不思議な旅に出てきたラップランドという地名は今どうなっているんでしょうか。

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  2. かねぽんさん
    ラップランドはありますよ(^^♪
    確かに、エスキモーとかジプシーとか、かつて名前を聞いただけでわくわく感がありました。でも、本人たちが嫌がっているんだから仕方ないですね。
    名前に罪はないけれど、それに付随してくる蔑視が感じられたのでしょう。人って、必ず誰かを蔑視してしまうものなのでしょうね。この村の方が隣村より由緒あるとか。「牡蠣が洟垂れを笑う」です。
    あれっ意味が違ったかな?

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