家庭染料の、マツカ染のビンです。
カタカナだとちょっと変な名前ですが、漢字だと「松香」となり、素適な名前です。
「日ノ出印」とは何でしょう?
家庭染料のビンにはたいてい、〇〇染、とか○○染料のエンボスがあり、○○印というビンは見たことがありません。
でも、ビンの形は染料ビンによく似ています。
何かなぁ?
maicaさんのブログを見て、日ノ出印は食紅だとわかりました。食紅にしてはかなり大きなビンでした。
小さいころ、食紅は缶切りなどとともに、水屋の引き出しに必ず入っていました。
母が、お正月に、ゆで卵を食紅で着色して、立てて、縦横三分の一ほどを切り取って、白身と黄身をのぞかせたところに黒ゴマを目として張っただるまさんをつくってくれたことがありました。底もちょっと切り取って立つようにしてあって、重箱の中に赤いだるまさんがたくさん整列しているのは、なかなかいい景色でした。
また、ゆで卵を黄身と白見に分けて裏ごしして、白身の半分に食紅を混ぜて、黄身を裏ごししたものが真ん中にくるように巻き簾で巻いて、割り箸を5本あてて固く縛って蒸す紅梅白梅も、おせちの重箱の常連でした。これは、夫も息子たちも好き、息子たちが小さいころは、私もよくつくりました。
桃の節句には、白い餅、ヨモギの餅とともに薄紅のお餅をつくって、薄く延ばして切って重ねて菱餅をつくって、雛壇の前に置いていました。日が経つにつれて、菱餅は乾燥して反ってしまうのですが、そのころにはお腹に収まっていました。
桃の節句には、白い餅、ヨモギの餅とともに薄紅のお餅をつくって、薄く延ばして切って重ねて菱餅をつくって、雛壇の前に置いていました。日が経つにつれて、菱餅は乾燥して反ってしまうのですが、そのころにはお腹に収まっていました。
お料理にも、食紅を使っていたのでしょうか?
引き出しには赤以外の色はありませんでした。
引き出しには赤以外の色はありませんでした。
日ノ出印は私にもよくわからないんですよ。
返信削除春さんの言うとおりサイズ的には染料瓶なんですよね。
中身があるんですが、舐めてみるわけにもいかず(笑)
マツカ染も良い瓶ですね。
最初は松香染が読めなくてマッコウゾメって読んでました。
maicaさん
返信削除maicaさんの日ノ出印のビンには真っ赤な粉が入っていますね。
昔の染料が残っているビンを、たくさん見たことはないのですが、あんなの赤いのがあるのだろうかと(笑)。見たのはどれも渋い、くすんだ色ばっかりなので。もっとも、最近の染料ダイロンなどでは真っ赤なのもありますが。
マツカ染は、エンボスがマツカとしか読めないんだけど、間違えてないかと何度も読みなおしていたのですが、maicaさんのブログを見て、漢字がわかって納得でした。でも松の香りがするわけではないだろうし、松〇染という有名な染料があるわけでもないのにと、名前の由来が知りたくなるような名前です。
確かカンボジアでしたが、製造国の名は伏せますが、MATSUSIBA電気製の電化製品が売られていました。松下と東芝の合体です(笑)。