昨日のこと、息子たちがいないので孫のはなちゃんを中学校まで送っていく途中、西の山並みに陽が当たってきれいだなとは思ったのですが、そのまま通りすぎました。
夜、息子の連れ合いのあっちょが、
「昨日の朝は山がきれいだった」
と通勤途中で撮った写真を見せてくれました。
私が見た景色より約2時間前、手前の方は、東の低い山並みが邪魔してまだ陽がさしてなくて、西の山肌だけに陽が当たり、輝いています。
左から、筑波山、足尾山、加波山です。
八郷盆地から見ると、筑波山は山脈の一部ですが、南に位置する東京から見ると、筑波山しか見えません。江戸の浮世絵には筑波山がたくさん描かれています。
歌川広重 |
隅田川、水神の森真埼。
渓斎栄泉 |
日本堤。
歌川広重、 |
隅田川橋場の渡しかわら窯。今戸焼きの窯です。
隅田川河畔からは筑波山がよく見えたとみえて、たくさん描かれていますが、品川の鮫洲海岸にも、筑波山が描かれています。
一幽斎重信 |
東都両国橋渡り初め寿ぐの図。
江戸の人は富士山も筑波山も江戸の山だと思っていたとか、今は東京からは富士山は見えても筑波山は高いところからしか見えませんが、常磐線に乗って東京から帰って来る時、筑波山が見えてくるとほっとします。
東京から見ると、加波山と足尾山は筑波山に隠れちゃうんですね。
返信削除hiyocoさん
返信削除ちょうど隠れます。
だから東京方面からは筑波山は独立峰に見えて目立つのですね。もっとも、笠雲がかかりやすいということで、独立峰的な要素もあるのでしょう。
筑波山が麻布中学の校歌に歌われているのは、笑っちゃいますよね。
私の小学校の校歌に歌われていた山は、近くの山でした(笑)。