あれから、トチの実は10日ほど晒し続けました。
1日 3回は水を取り替えました。水を変えるとき、もみ洗いすると泡が出るので、泡が出なくなるまで洗っては水を取り替えていました。
10日ほど経ってから、水を切りました。
焚火場から拾ってきた灰をまぶし、
熱湯を入れて、一昼夜置きました。
灰を洗い流して、もち米を用意している間、2晩ほど水に浸けたままにしておいたら、
わぁ、溶け始めている!
溶け始めているくらいだから潰さなくても粉々になるだろう、とそのまま蒸して搗きました。
搗けたお餅には、トチの実は砕かれないでそのままごろんと入っていました。試食してみたら、
「にが!」
というわけで、できるだけトチの実をほじくり出して、捨てました。せっかく時間をかけて晒したのに。
トチの実さえ食べなければ、何とか食べられるかと、お餅を切り、さらに断面に現れたトチの実を取り除きました。
葉っぱを入れたわけではない、昆布を入れたわけでもないのに、ところどころに入っている、葉っぱ状の黒いものはいったい何でしょう?
鬼皮が、数か所小さな点で残っていたのが、昆布のようになったのか、もしかしてこれが苦みのもとだったのか、わかりません。
切ってから、また改めて食べてみたりしましたが、やっぱり無理。残念ながら全部捨てる結果となってしまいました。
もち米さん、ごめんなさい。
おはようございます。栃餅、どうなるかと期待していましたが、そこまでしても苦いのですか…。
返信削除近くに栃の木が街路樹のように植わっている所があり、この時期沢山栃の実が落ちています。とてもかわいい実で、もしかして栗くらい簡単に食べられて美味しかったらこうは落ちていないよな…と思いました。
タヌキやその他で栃の実が好物な動物はいるのでしょうか?
karatさん
返信削除残念ながら、食べているときより後口が悪くて、もち米には申し訳なかったけれど、コンポストになってもらいました。トチ独特の風味があったら多少苦くても食べたと思いますが、風味も感じられませんでした。
あくを抜いたトチの実も売っているようです(https://www.sansaiya.com/kinomi/tochi/tochi.html)が、いっそトチ餅を買った方が間違いなさそうです(笑)。
以前、友人からトチ餅を貰ったときは、トチの粉を使ったと言っていましたが、ネットで見る限り売っている粉はあく抜きしてなくて、それでもずいぶん値が張っています。
それにしても、あく抜きしていない粉はどうやって使うんでしょうね?
昔の人に脱帽です。