2022年11月8日火曜日

内町工場からの戦利品(2)


これはデッドストックだったのでしょうか、10個近くありました。
なんか、とてつもなく懐かしい。アルミのチキンライスの抜型です。家で使っていた人もいたかもしれないけれど、レストランで、この型で抜かれたチキンライスを食べました。


今でもときどき、カーオマンカイをつくったりするときご飯をまとめたくて、小鉢を型代わりに使いますが、小さめの小鉢でもご飯を詰めると、思ったよりたくさん詰まってしまいます。
その小鉢と比べると、この抜型はずいぶん大きい。昔はみんなお米をたくさん食べていました。


これは船釘です。
多分生まれて初めて本物を見たのだけれど、なんとなく船釘とわかりました。


実際に使われていたものらしい感じが素敵な船釘でした。


私は源平合戦のころは海だったという川のほとりで育ち、対岸にはいつも何艘かの小さな川舟がつないでありました。
ところが児島湾が堰き止められ、干拓がはじまってからは、児島湾から伸びていた吉岡川は汽水ではなくなり、水量も魚も減り、ときおり、川舟から投網を打つ人も見かけなくなり、川舟は打ち捨てられはじめていました。
こんなに小さい川舟には、どんな船釘が使われていたのでしょう?






 

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