窓ガラスから入ってくる光は、いつも刻々と形を変えます。
冬至のころ、部屋の奥の方まで入ってきて畳を柔らかく温める光。夜、寝室の三角窓から白々と入る上りたての月光。窓の下のつくばいの水面に反射して、ゆらゆら揺れる光、などなど。
そして、太陽が傾いてから入る光は、ガラスについた埃やテーブルの上の埃をことさら目立たせ、
「ガラスを拭かなくちゃ」
と一瞬焦らせますが、光が動くと埃はすぐに目立たなくなり、ガラスの汚れのことは頭からすっかり抜け落ちてしまいます。
そんな光が、テーブルに置いていたラトビアのやなぎの籠に当たっていました。
大きい方の籠は直径8センチほど、小さい方は6センチですが、うんと小さく見えます。
ビー玉を入れてみました。
肉眼だともっと光を集めているように見えるのに、写真では残念、うまく写りませんでした。
ラトビアの籠は、ちょっとないかわいさです。小さい方の籠をクリスマスのオーナメントにして(もともと、オーナメントとしてつくられたもの?)たくさんぶら下げ、その一つ一つに好きなものを入れたら、とっても素敵だろうと夢想してしまいます。
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