2023年8月18日金曜日

珍生活

夫は言葉を知りません。しかも自分が言葉を知らないことを何とも思っていません。
コンピュータに入力するときには、
「おかしいなぁ、この言葉が出てこないんだけど?」
と私に訊くことがありますが、 たいていは入力する「読み方」が間違えているのです。
先日も人前で、言語道断を「げんごどうだん」と言っていました。
二人だけの時は、
「そうじゃないよ」
と注意しますが、さすがに人前では黙っていたら、「げんごどうだん」を2回も使っていました。


夫は言葉に限らず、なにごとにも無頓着です。
朝方、室内なのに蛾のようなものが飛んでいました。
「あらっ、虫が飛んでいる。ほら、そこ。あっ、こっち」
と夫に知らせると、
「トンボか?」
「なんで、トンボが家の中で飛ぶ?」
「そうか、嫌な虫か」
トンボ以外は、嫌な虫とひとくくりにされていました。

朝、起きがけに猫を見ると、夫は名前を呼びます。「トラ」と呼ぶことが多いのですが、ある日、
「おっ、マル」
と呼びかけていました。朝、夫の足元でうろうろするのはたいていタマです。
「マル、マル。あっ、トラだったか、トラ」
マルじゃないし、トラじゃないし、いつまでも間違えないでほしいものです。
ところが今朝は珍しく、一発で、
「タマ!」
と呼びました。と、
「あっ、違ったかな?」
の独り言の後に、しばらくの沈黙があり、
「・・・・・ああ、タマだった」
頭の中ではちょっとした混乱が起こっていたようでした。


かくゆう私も間抜けぶりでは劣りません。
先日、掃除機が壊れました。スイッチを入れると、「ぶぉん、ぶぉん」と電源が切れたりつながったりします。
メーカーのサポートセンターでは24時間チャットで対応してくれるので、症状を説明していたら「専門家」のサイトにつなぐことをを奨励されました。初回は500円、あとは月々4500円というものです。契約は簡単に解約できるとのことなので、500円で直ればと申し込むと、変な回答がよこされました。
そこは、掃除機のサポートセンターでもなんでもなく弁護士の集団で、企業などがクレームを処理するために契約しているようなところでした。しかも、私の困りごとの質問が、サポートセンターからそのまま回されているのですが、もともと掃除機のサポートセンターに送った文なので、何が壊れているか書いてなくて、弁護士さんはコンピュータの故障と勘違いして(スイッチを入れると通電と切電を繰り返すと書いてあるのに、コンピュータと思うか?)、「F2キーをたたき続けてEXITしてください」と、とんちんかんな回答をよこしました。


「こりゃいかん」
すぐ解約するに限ります。簡単に解約できると書いてあったのに、解約方法はわかりにくくできているものです。うかうかしていて、今後、何の相談もしないのに月々4500円も取られたら大変です。こんなときは、息子に頼ります。
息子が来てくれて、無事解約し終えて、掃除機を点検しています。
相変わらずスイッチを押すと、「ぶぉん、ぶぉん」と電源が入ったり切れたりしましたが、装着していた隙間ノズルを外すと、正常に通電します。
「あれっ?」
「ノズルの問題だよ」
ノズルを覗いてみると、パイプに固めのビニール袋がきれいに収まっていて、スイッチを入れると、それが膨らんで空気が通らない状態になっていたようでした。
訳の分からない回答をよこした弁護士集団は、解約後もメッセージをよこして、「直らないようならメーカーに送る以外ありません」などと言っていましたが、500円の授業代で無事問題は解決しました。

掃除機?
掃除もろくにしないのに、コードつき掃除機、コードレス掃除機、掃除ロボットの3台を、駆使(?)しています。







2 件のコメント:

  1. これじゃロボット掃除機はなかなか定位置にもどれませんね(笑)。
    これは寝室でしょうか?床板の並びが面白い!

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  2. hiyocoさん
    じゃれるのが好きだから、掃除機に遊んでもらっている感覚なのでしょうかね?
    回っているブラシが当たると結構痛いのですが、何も感じていないのか、それともうまく避けているのか?

    場所は玄関です。本当はもっと隠れた場所に置きたいのですが、買ったときにとりあえず置いたところから動かせていません。
    と、ここで中断して寝室に移しました。おかげで玄関はすっきりしました(^^♪

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