2023年8月19日土曜日

破れた裂き織り布

 

居間の長椅子には裂き織りの布が掛けてあります。
厚みがあるのでずれにくく、重宝しているのですが、毎日何度も座るので、多少破れてきました。


何か所か、とくに経糸(たていと)が擦り切れてしまったようです。
一番いい修理方法は、まず裏布をはがし、6枚つないである裂き織りの表布をバラバラにしてから、破れたところを補修することです。そして、補修し終わったら、裏表を反対にして、傷んだ部分は負担のかからない端にくるようにして、再度6枚つなぎ合わせたら、これからも活躍してくれることでしょう。
破れが進んでしまったものを、そのまま敷いておくのも気が引けて取り外しましたが、もう少し涼しくなってからなおした方がよさそう、試しにちょっとだけ補修してみることにしました。


カタン糸より太く、タコ糸より細い糸が見つかりました。
この糸が孔に通る、中くらいの太さの針が必要、毛糸用の綴じ針では太すぎます。


幸い、使ってない針セットの中に、孔が太い針がありました。


これはチェコの縫い針セット、日本の針にはない針孔の大きさの針が入っていました。


つなぎ目がほつれたところに手を突っ込んで、行ったり来たり、縫ってみましたが、緯糸(よこいと)も切れたりしているとはいえ、まったく美しくない仕上がりです。
まだ、なおした場所の左とか上の方とか、経糸が切れています。
やっぱり落ち着いて、バラバラにして補修した方がよさそうです。もっとも、裏返して、平らな場所に置いて縫ったとしても、私の腕ですから、きれいに仕上がる保証はありませんが。


糸を探していた時、籠から一緒に出てきた糸巻です。長くしまいっぱなしだったもの、


そこいらに転がして、久しぶりに愛でて(目でて)います。








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