2023年9月13日水曜日
また、ススキで染めました
また、ススキで染めました。
染めて紡いだ糸で何を織ろうか、ストールは手持ちのもので十分、上着やポンチョもいらない、ということで座布団カバーを織ることにしました。座布団カバーを織るとすると、染めた糸がちょっと足りなかったので、黄色を追加で染めることにしたのです。
田舎とはいえ、交通量の比較的多い道でススキを採るのは大変だなと、きょろきょろしながら家を出ると、すぐ近くの田んぼのわきにメヒシバに交じってススキが数株生えていました。最近はよく似たイネ科の草も生えていますが、葉の中央に白い線が走っているので、ススキはすぐ見分けられます。
しめしめ、車も少ないし、1キロ採れれば十分なのです。
あるだけ刈ってきて、短く刻みながら目方を計ってみると、4キロ近くありました。
染める原毛が180グラムなので、ススキは1キロもあればいいのですが、刻みだしたついでなので、3キロほど刻みました。
昨年ススキで染めたのは11月でした。
穂が出たあと、刈られて、そこから伸びたひこばえをやっとのことでかき集めたのですが、今年はまだ穂も出てないので、色に差が出てくるかもしれません。
酢酸アルミニウム8%と酒石英2%で媒染した原毛を煮出したススキの液で染めましたが、染めている過程は、夢中だったので、例によって写真はありません。
澄んだ、いい色に染まりましたが、前回よりちょっと薄目でした。
原毛を染めたら糸に紡がなくてはならない、紡いだら織らなくてはならない。織りたいものがあまり見つからないというのに、なんだか染めるのが楽しくなってきました。
昔買った本を引っ張り出してみると、ウツギ、セイタカアワダチソウ、ドクダミ、楮、からむしなどなど、そこいらで簡単に手に入る染料で、素敵な色が出せています。
「あらっ、どれも染めてみたい」
目を奪われないで、まずはうまく紡ぐことができるよう、努力しましょう。
素敵な黄色ですね!いろいろ染めたくなるけど、何を作るかがなかなか難しいですよね~。
返信削除hiyocoさん
返信削除眠っている織り機を何とか活用したいという不純な(?)動機で習い始めた織物ですが、古い(古くなってしまった)糸車に四苦八苦し、挙句にその前の段階の毛を染める楽しさに目覚めたりしたら、織り機まで行く道がさらに遠くなってしまう気がします(笑)。染めた毛があふれるのに、糸紡ぎが追い付かないという.....。
まぁ、日々楽しく過ごせたらいいじゃないですか。なんて(爆)。
紡いだ糸はやわらかいので、身にまとうもの、ショールとか上着とかポンチョとかつくるのに最適なのですが、あまり出かけないし、それでなくても着られるのに着てない服がいっぱいあって、何をつくっても活用できる自信がありません。一方、座布団カバーは色あせて気になっていたので作れたら嬉しいのですが、これからの季節、陽が奥まで入るので色あせたりするでしょうね、きっと。