2024年2月4日日曜日

真似(い)ちゃいました


バンコクとプノンペンで手を挙げていた招き猫たちです。


日本で第二次世界大戦後に一世を風靡した常滑系の招き猫のコピーは、いつごろから海外でつくられ、海外でも見られるようになったのでしょうか?
右はバンコクの週末市場チャトチャックで、1990年ごろに出逢った招き猫、左は1999年ごろにプノンペンの市場で出逢った招き猫です。
バンコク猫の「千万両」に比べると、プノンペン猫の千万両はちょっと変、もしかしたら漢字圏ではないところで製作されたのかもしれません。


1983年に生まれた、「タマ&フレンズ うちのタマを知りませんか?」のタマが東南アジアに現れたのは、わりと早かった記憶があります。常滑系招き猫より早かったでしょうか?
タマの時計はバンコクのスクムヴィット通りの歩道に布を敷いて並べていた人から、タマの照明はプノンペンの店で買いました。照明のタマは手を挙げていなくて、招き猫ではありませんが、福助さんスタイルなので特別参加してもらいました。
明かりはもちろん、路上で売られていた怪しげな目覚まし時計もちゃんと動いていましたが、今はどちらも引退しています。


鯛持ち招き猫は、プノンペンの自宅近くのおしゃれな店で買いました。


鯛持ち招き猫は、どう見てもこの招き猫たちのコピーに見えます。


これら、目を細い線で描いた招き猫にはどれも、「彩」のシールが貼ってあります。
おそらく、愛知県あたりの人形メーカーのものと思われますが、3体は場所も年もまったく違うところで手に入れたものです。一番小さいのは、電車を乗り換えるために名古屋駅の地下を歩いているときに目に入って買ったのですが、ほかは覚えていません。
「彩」の猫を真似た鯛持ちは、お店に数体並んでいて、すぐには売り切れる心配がないので、散歩途中に立ち寄ってながめていただけでしたが、半年ほど経ってついに買ってしまったものです。


「彩」の招き猫はつや消しですが、プノンペンの鯛持ちはつやつやです。「彩」製でまったく同じ形の招き猫があるかどうかは不明、招き猫、彩でネット検索してみたのですが、「彩」の招き猫はまったくヒットしませんでした。


プノンペンで、カンボジア製の招き猫を目にしたことがありました。こうなると招き猫のコピーというより、カンボジアオリジナルの招き猫と言えるのでしょう。


底には、素敵な印まで押されています。






 

4 件のコメント:

  1. 真似した招き猫ですね(笑)。
    「彩遊企」で検索してみて下さい。メルカリかオークションばかりで素性は謎ですが。

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  2. hiyocoさん
    さすが、すごい! ありがとう。
    「彩」だけでは、一つもヒットしなかったのに。
    ところで、まったく同じ鯛持ちがありましたね。しかも背中に穴が開いていて靴ベラ付きでした。たぶん大きさも同じで、実物から直接型を取って、靴ベラ立てではなく貯金箱にしたのでしょう。
    しかし、彩遊企のものはいくらしたのか、私は6ドルか7ドルで買いました。作った人、わりがあったのかなぁ?(笑)プノンペンでは誰も興味を示している様子は見られなかったけれど、上海とかシンガポールで売れたのかしら?
    同じものがあったことが分かっただけで、すごく面白かったです。ありがとう。たぶん今はつくってないですね。

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  3. スマホのグーグルレンスでPCの写真を撮って画像検索したら上手くいきました(笑)。
    「さいゆうき」と読むんでしょうかね?(まるり)というのは何でしょうね。陰刻のRはこの「まるり」を表しているのでしょうか。一時期はいろんな商品を作ったようですね。謎多き彩です。
    メルカリでは結構な値段で取引されていますよね。ちょっとびっくりでした。

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  4. hiyocoさん
    そんな使い方があるんだ!びっくり。
    私はスマホはラジコを聴くだけ、道案内をしてもらったり、電話したりもしますが、そのほかの機能は全然使っていません(笑)。笑い事ではないですね。植物の名前を調べるアプリさえ使ったことがありません。
    新しい招き猫はけっこういい値段ですが、オークションも招き猫は需要があるのか、お高めです。中には知らないのに便乗して高い値段をつけている人もいます。

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