「来た人がノックもしないでドアを開けるので困っちゃったよ。呼び鈴の余っているのない?」
「そんなのないよ。でも、何とかしようか」
息子の家は奥まったところにあるので、まぁ、いきなり訪ねてくる人はまれですが。
息子の言う呼び鈴とは、母屋の玄関先に置いてあるベルのこと、その昔学校で、授業の開始や終了を知らせたベルでした。
置くより吊るすベルの方が簡単でいいと思い、ヤフーオークションで、船鐘を入手しました。中にぶら下がっている金属に、紐をつけることができる形のものを選んだのです。
持ち手は、何がいいか?
アフリカのブロンズの腕輪があったと探したのですが、ちょっと見つからず、目についた織物道具の錘の磁器の輪を使うことにしました。
錘の輪を持って揺らすといい音がしますが、いまのところ、これを鳴らしているのは私だけのようです。
母屋の呼び鈴は、家にいるのに不在通知を置いていく(特定の)郵便屋さんのために設置したものですが、それでも、不在通知を置かれてしまうことがありました。
あるとき、郵便屋さんが来たのを室内から見ていたら、ベルを手に取って振ったのですが、振り方が悪い! あるかなきかの音を出しただけでした。夫は耳が悪くなって、ありったけの力でベルを鳴らしても聞こえるかどうか、私だって玄関の近くにいるとは限らない、これでは、これまでの、気のない小さい声で呼びかけるのとまったく同じで、役に立ちません。
息子のところの呼び鈴もちゃんと役立つといいのですが。
又々郵便屋さんと呼び鈴登場。郵便配達の方が躊躇しながら呼び鈴を振る姿を想像すると可笑しくなります。
返信削除reiさん
返信削除とても控えめな人がいらっしゃるのです(^^♪
思いっきり振れば、浮世の憂さが晴らせると思うのですが.....(笑)。