2024年3月26日火曜日

五角形の箱


夫が「ひよこ」を買ってきました。近くのスーパーで売っていたらしいのです。
「東京バナナ」とともに東京名物になっている「ひよこ」は、かつては博多名物でした。博多でしか売ってなかったので、友人Hさんが博多に帰省すると、お土産は決まって「ひよこ」でした。いかにおいしいか説明していた、どや顔のHさんを今でも思い出すほどです。

ところが「ひよこ」はいつの間にか東京名物になってしまって、博多名物だったことを知っている人もあまりいません。友人のMさんなど、九州へのお土産に「ひよこ」を持って行ったというので、大笑いしたことがありました。


さて、あっというまに食べてしまって、ひよこは1匹も残っていませんが、五角形の箱に、みごとに行儀よく収まっていました。
なんて素敵な箱をつくったんだろうと、広げてみました。


開きやすいところが1ヵ所あり、そこを広げるとするすると広がりました。


五角形のまわりの、立ち上げて折り込む部分を見ると、写真の下右の折り込む部分には翼がついてなくて、その左には両翼がつき、あと3つには片翼がついています。
この両翼のついているところから時計回りに折ると、あっというまにきれいな箱ができます。


そして、仕切りの部分も、一枚の紙でした。
もちろん、機械で折っているものと思いますが、よくできています。

上野駅で売っていても一度の買ったことのなかった「ひよこ」。今度見かけたら買ってきて、お行儀よく並んだひよこを見たくなるパッケージでした。




 

2 件のコメント:

  1. ひよ子の五角形の箱がある事、筑豊飯塚で大正元年に誕生した事を初めて知りました。東京を代表する土産の様な顔をしているのに、九州生まれだったのですね。会社案内を読むと、誕生の経緯なども書かれていて、九州から東京などへの土産物として人気を得たとの事。オリンピックを機に東京進出を果たした結果、いつの間にか出自が有耶無耶になってしまった。

    地元区内に独立した店舗がある為か、子供たちの学校の卒業式の祝品はひよ子でした。どこから食べて良いものやらいつも悩みます。一つずつ収まった箱でしたから、五角形の箱は見ない筈です。

    ひよ子の形や味を変える訳には行かないので、パッケージで変化を狙ったのが分かります。
    季節の絵柄の五角形や新幹線の形のものまであったとは。

    知っているつもりでいた物にも、知らない歴史があり、継続の努力が積み重なりがある事を改めて知る機会でした。ひよ子を見る目が変わりました。

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  2. reiさん
    付き合いが長いと言いながら間違えていた、「ひよこ」ではなく「ひよ子」でしたね。なおしておきます。
    私もひよ子のHPを見てみました。「ひよ子家族」もあるし五角形で季節の絵柄のもの、7個入りの六角形の箱など、企業努力がいろいろなされていますね。「ひよこ家族」は、ままごとするならチビがかわいいけれど、食べるなら大きいお父さんに希望者が殺到しそうです(笑)。
    それにしても五角形の箱はお見事! 六角形の箱の仕切りは五角形のほどうまくつくれずプラスティックのようです。

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