先生をなくした織物教室ですが、近藤さんのご家族のご厚意で、細々と(太々と?)教室を続けています。
私は近藤さんとの約束通り、今回は違う方法である自分の整経機を使っての整経です。
まず、必要な経糸を小管に巻き(写真には写っていませんが)、
それを綾取り機を通しながら太鼓に移し、整経後は、綜絖通しと筬通しを終えた補助糸に結びつけます。
整経した写真は撮るのを忘れたので、これは紡いだ糸を湯のししているときの写真ですが。
一方、教室の整経機を使って整経したKさんは、筬(おさ)通しを終えて、やはり補助糸と経糸を結び始めました。
補助糸とは、せっかく紡いだ糸をできるだけ無駄にしてしまわないように、あらかじめ織り機に設置しておく木綿糸のことです。
卒業生のOさんだけでなくMさんも来てくれて、先輩がいっぱい。わいわいと続けています。
細い補助糸と太い経糸(たていと)を機結び(はたむすび)で結んでも、引っ張ると解けてしまいます。
何回もやり直して、結び目に残る糸も、ついつい長くなってしまいますが、先輩は信じられないほど小さく、きつく結んで見せてくれます。
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