2024年8月19日月曜日

地鎮祭

縁あって、夫がafさんの家を設計させていただいていますが、昨日地鎮祭がありました。
我が家を建てたときは、地鎮祭は自分で勝手にやったので、神職を招いての地鎮祭を間近に見るのは初めてでした。


まず、篠竹を伐って来て、1間四方に立てました。その中に北向きに祭壇をつくり、竹には綱を張って結界をつくります。
祭壇は3段、そして三方が6つ置かれ、それぞれにお供ものが置かれます。このあと、紙垂(しで)のある場所に、「奉鎮祭」と書かれたお札が置かれました。


結界の外には土を盛ってサカキを立てます。
山に生えているサカキより葉が大きいので不思議に思い、何の木かと訊いてみたら、ホンサカキ(本榊、真榊ともいう)だそうです。ホンサカキは日本、朝鮮、中国などの原産で、神職は
「自生しないから、神社で育てている」
とおっしゃいましたが、西日本には自生もしているようです。西日本に自生するなら、小さいころ見たことがあったはずですが、すっかり忘れています。
また、このあたりの山に自生している、葉の小さいサカキは、ヒサカキ(非榊、あるいは姫榊)というのだそうです。


儀礼は、神さまに降りてきていただくところからはじまり、つつがなく執り行った後、神さまには帰っていただきました。木の鋤と鍬は、地を掘って家を建てることの承諾を得るため、小山にした土の山を均すのに使いました。


神さまへのご供物は、上段左奥からするめと昆布、お米、お神酒、下段奥から水、果物、そしてきゅうりとナスとなっています。
儀礼中は、水とお神酒の容器の蓋は開けられていました。


最下段にはお祓い用のサカキが置かれ、儀礼が進んだところで参列者が奉納した玉串もおかれました。
写真の箱に中には、15ミリ角ほどに切った紙が入っていて、塩、お神酒とともに、敷地の四方に向かって撒かれました。


地鎮祭は滞りなく進みましたが、最終盤にかかったところで、私は不覚にも脳貧血をおこしてしまい、最後まで持たせようと我慢していたのですが限界にきて、途中で椅子に座らせてもらってしまいました。
小学生のころ、校庭での長い朝礼で立ちっぱなしでいるのが苦手で、ときどき脳貧血を起こしたのを、久しぶりに思い出してしまいました。

なお、神職はここから全貌が見渡せる足尾山の足尾神社の宮司さんでした。






2 件のコメント:

  1. 暑い中お疲れ様でした。af邸は一歩一歩進んでいるのですね!

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  2. hiyocoさん
    前夜に降った雨が温度上昇につれて地面からどんどん登っていくサウナ状態、身体を動かしていれば何とかなったかもしれないのに.....。
    af邸は9月着工の予定で進んでいるようです。

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