2024年9月2日月曜日

バンコクの宿

1週間ほどタイに行ってきましたが、バンコクでの宿はYWCAのホテル、日本からネットで予約できました。
かつて、スタディーツアー参加者を引率して行ったときよく利用していた宿で、1990年の中頃には低層、2階か3階建て、屋上に洗濯場と物干しがあり、シーツなどがたくさんはためいていました。余談ですが現在は、1階にコインで使う洗濯機と乾燥機が置いてあり、シーツの洗濯は外注しているようでした。

当時、サートン南通りに面したYWCAの入り口には、細長い池があって、オオオニバスが見事に葉を広げていました。


今回行ってみると、YWCAホテルは、敷地の大部分を他の会社に売ったようで、通りに面しては高層の銀行が建ち、その奥にYWCAは控えめに建っていました。
オオオニバスはどうしたんだろう? それがちょっと気がかりでした。


YWCAに泊まるのは30年ぶりくらいか、4階の部屋の窓からはいくつものビルが見えました。


そして、目を下に移すと、最初は木立の間に水連が植えられた大きな鉢しか見えなかったのですが、植木の向こうに、オオオニバスらしきものがかすかに見えました。かつては、YMCAホテルの建物があったあたりです。

翌日の朝、通りに出て隣をのぞいてみました。通りに面したところには、タマリンドの古木ともいえるような大木が2本両側に立ち、枝が見事なアーチをつくっていて、その奥にしゃれた門があり、門から小路がまっすぐ伸びていて、その奥にレトロな建物が建っている、「ザ・スコターイ・バンコク」という高級ホテルでした。
もしかしたらYWCAとYMCAは一緒の敷地だったのかもしれません、オオオニバスは捨てられずに、YWCAからスコターイホテルに移されていたのです。


やれやれ、なんだかホッとしました。
数えてみると、オオオニバスは7、8株ありました。


ビルの谷間に緑を配置する。元の敷地が広いからできることですが、車が多すぎてうるさい町なのに緑が多いのでほっとします。


池のほとりの建物はレストランでしょうか、心憎い配置です。

ホテル・ザ・スコターイ・バンコクは、ネットで見ると1泊1部屋31,000円(朝食は有料)ほど、YWCAは二人で5,000円ほどです。道端まで出てタクシーをつかまえようとすると、周辺にはスコターイホテルをはじめ、高級ホテルがいくつかあって、高級ホテルの客と勘違いされて値段を吹っ掛けられるのでやりにくかったのですが、(運転手が)よく考えれば、高級ホテルのお客が道端に立ってタクシーをつかまえるはずがありません。もし、高級ホテルの客がタクシーを使うとしても、道路端まで出て手をあげたりせず、ホテルの玄関まで呼ぶはずです。客待ちの運転手さん、頭を使って!
バンコクではスマホで呼ぶタクシーがずいぶん普及していて、一夜、バンコク在住の友人たちとレストランにいたら急に雨が降ってきたとき、スマホでタクシーを呼んでくれて、レストランの出入り口に横づけにしてくれ、メーターを使った正直料金で、濡れずに助かったこともありました。

ちなみに、YWCAには朝食はついていませんが、10分ほど歩くと、よくぞ残っていてくれたと言いたくなる昔ながらの食堂が並んで2軒あり、そこで朝食をとりました。また、そこまで行かなくても敷地内に建つ銀行の地下で、朝はフード・コートが店開き、何でも食べられるし、YWCAも朝はテイクアウト用のお弁当をつくって販売しています。5分ほど歩いたところにはセブンイレブンがあり、お弁当を各種売ってもいました。YWCAは英語も通じますが、私たち以外に外国人客はいませんでした。

14年前にバンコクに寄ったときには、かつてヒッピーの定宿だった、そして映画にもなった安宿、マレーシアホテルに泊まりました。
マレーシアホテルはYWCAからさほど遠くないところにあり、雰囲気もいいのですが奥まっていて、大通りまで歩くのが嫌ならいちいちオートバイタクシーを使わなくてはならないところが、慣れていない外国人にはちょっと面倒かもしれません。

それにしても、タクシーの運転手さんの話では、日本人観光客と韓国人はめっきり減って、今は中国人や台湾人ばかりとのことでした。





  

2 件のコメント:

  1. オオオニバスの池と建物の雰囲気がとてもいいですね!

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  2. hiyocoさん
    ハイウエイを走っていても、レストランに行ってみても、緑の使い方がどこも素敵だなと思いました。日本の街路樹は名ばかり、いつもコテンパンに切られていますが、タイではそんなことはしてない。一斉に落葉する時期があるのとないのとの違いがあるのかもしれませんが、緑が多いのが救いでした。

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