2024年10月30日水曜日

追悼展

早いもので、近藤由巳さんが亡くなられて1年が経ってしまいました。
昨日は、こんこんギャラリーで開かれる追悼展の搬入の日だったので、ちょっとだけお手伝いしました。


アトリエを再現して、織物がどんなものか知ってもらおうと、織り機や紡ぎ車も展示することにしました。織り機は4台ある中の一番小さいもの、Kさんがこれを使ってちょうど1枚織り上げたところで、織り機には織りかけの布がないのが残念ですが、力持ちの男性たちが、教室からこんこんギャラリーに運んでくださいました。
こんこんギャラリーで、近藤さんの織りもの展は何度も開かれましたが、織り機を持ち込んだのは初めて、アトリエの雰囲気を感じてもらえるでしょうか。
奥に見えるのは、こまごましたものが入っている引き出し箪笥です。


引き出しは教室に置いてあって、左端の中にはいつも使っている糸、はさみ、杼など入っていて、日常的に使っています。近藤さんは糸はたとえ短いものでも大切にされ、決して意味なく捨てることはなく、この引き出しに小分けしてしまってあって、それを繰り返し、重宝して使いました。
そして、真ん中と右の引き出しを普段開けることはありませんが、きれいな色とりどりに染めた糸がたくさん入っていて美しいので、引き出しを引いて、中を見せてみました。
壁に飾ってあるのは、近藤邸の玄関に飾ってあった綴れ織りの額や、居間に飾ってあった絣織りです。


右手奥のテーブルには、教室にうず高く積んであった、染めた羊毛や原毛を小分けしておきました。これらは訪問者が記念に買って行って欲しいと思って用意しました。


11月5日と6日はお休み、時間は11:00から17:00となっています。






 

0 件のコメント:

コメントを投稿