2024年11月11日月曜日

チョベック(チョウェ)

カリフラワーとジャガイモのドライカレーをつくろうとして、クミンパウダーが必要になりました。


クミンはシードでしか常備していません。
電動ミルを持っているのですが、食卓の横の戸棚にしまってあり、この日はちょっと引っ張り出すのを面倒に思いました。


で、手っ取り早く、台所の棚に置いてあるインドネシアの石鉢でつぶしていたら、すっかり忘れていた疑問が頭に浮かんできました。
インドネシアには硬い石でつくったチョベックと呼ばれるすり鉢がありますが、現在ではセメントでつくったまがいものが多く売られているというのです。


インドネシアのことに詳しい友人が来たとき、我が家の石鉢を本物かまがい物か見てもらいました。彼女も日本人ですからはっきりとはわからないようでしたが(あるいは、気を使ってわからないふりをしたのか?)、我が家の石鉢は限りなくまがい物に近いような口ぶりでした。


細かいセメントの粉が混じると嫌だし、タイのクロックに移すにはクミンが少量過ぎると思い、磁器の乳鉢に移しました。


乳鉢を使ったのは久しぶりでしたが、
「あれっ?」
つぶれない、つぶれない。「クミンパウダー」にならなくて、「クミンバラバラ事件」のようなところから進まないのでしかたなく、出来上がったあらびきクミン粉をカリフラワーカレーに振りかけて食べました。
やっぱり無精しないで電動ミルを使えばよかった、電動ミルは偉大です。


それにしても、クロック、チョベック(一応)、乳鉢などなど、潰す道具をいろいろ持っていますが、まがい物のチョベックが使えないとなると、小さじ半分の量ではクロックを持ち出すには大げさすぎる、これからは電動ミルに頼る以外ありません。


スパイスをつぶすには、日本のすり鉢は使えません。
チョベックは、もう一度くらいどなたかに判定してもらいたい気もしますが、硬い石にしては、持った感じが軽い気もします。かといって、新たに買う気はしませんが、ネットでチョベックを見てみました。


料理研究家のコウケンテツさんがインドネシアから買ってきたというチョベック、さすが硬そうで本物に見えました。


ネニ・ヘンドリさんが使っているチョベックも、コウさんのとは石の種類が違うようですが、素敵に見えました。

誰かに、我が家のチョベックが石でつくられていると断言してもらいたいです。






 

5 件のコメント:

  1. おはようございます。
    セメントなら酸で溶けると思います。
    確かめてみては?

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  2. かねぽんさん
    お酢を入れて、みています。溶けるとお酢が濁るのかな?
    これから一昼夜置いてみます。ありがとう(^^♪

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  3. かねぽんさん
    お酢はオリのようなものが見えますが、濁ってはいませんでした。でもセメントが溶けだしたのかなぁ。
    一夜明けてずいぶん浸み込んでいたので、石だとすればまぎれもなく砂岩、伝統的なインドネシアの御影石でつくったものと違うことは確かです。
    使うのを諦めます(笑)。

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  4. ご報告ありがとうございます。
    お酢だと酸が弱いのかもしれません。
    塩酸だと泡が出て来てすぐ分かると思います。
    トイレの洗剤のサンポールにも塩酸が含まれていて、花崗岩の割れ目の方解石を溶かして水晶を取り出すのに使った事がありますが、洗剤に含まれた染料が花崗岩に染み込んで、色が付いてしまいました。
    つまり御影石でもお酢が染み込む可能性があります。

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  5. かねぽんさん
    塩酸と聞けば美空ひばりの事件を思い出す、古いわたくしでございます(笑)。
    合併浄化槽なので、洗濯にはせっけん、お風呂洗いにも洗剤は使わないほどなので、トイレも洗剤を使っていませんね。まぁ、お酢でたいした変化がなかったので、この年だから多少セメントを食べてもどうってことないと考えることもできますね(爆)。

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