2024年11月12日火曜日

イノシシの後始末(3)

イノシシはすでにあの世に行ってしまった、などと暢気に構えていたら、1ヵ月(もっと)ぶりくらいにやって来ました。
わりと控えめでしたが、おもには生垣の周りなどを掘り返していきました。


石を並べたところも一部掘り返され、タマリュウが並んでいたところは、またまたご丁寧にほとんどひっくり返されていました。3度目です。


やられたところをすぐ修理して、これまで石を積みなおしたり並べなおしたところ全部に、焚火場の焼けた土を撒いてみました。


以前、まだしっかり根が張っていないドウダンが10本ほど、イノシシに抜かれていました。やっとのことで植えなおしたらまた抜かれたので、思いついて焚火場の焼けた土を撒いておいたら、そこは以後掘り返されていません。効果があったのかと、ほかのところもやってみたのです。


思い返すと、イノシシが中庭にまでやってきて、庭を荒らしたのは、獣害に効くというヒトデの粉を買って撒いた次の日でした。効くどころか、なんだか呼び寄せたようでもあったのですが、試しに残りも撒いてみると、被害がさらに拡大してしまいました。


なにかよい手はないものかと考えていたら、野生動物は本能的に、焼けた匂いは嫌いではないかと気づきました。


案の定、焼けた土を撒いた次の日もイノシシは来ましたが、掘り返したのは焼けた土を撒いていないところだけでした。
写真の古瓦で囲ってあるところには、シランを植えていました。イノシシはタマリュウとかシランなど、よく張った根の下を見るのが好きなようで、シランはほとんど総なめにされていました。
植えなおすにも、まだまだ球根が重なり合っていて掘り返すのも大変なので、とりあえずそこいらに散らばっていたシランの球根をここに放り込んでおきました。そこを再度掘ったのです。ここは、私もできるだけ掘り返して植えなおし、きれいにしたいと思っていたので、初めてイノシシくんにお手伝いをしてもらったことになりました。


ここは寝室の軒下、右に柱が見えています。こんな近くにまで来たのかとびっくりした場所ですが、やっと修復しました。

これまで、私は背骨の圧迫骨折以来、お医者さんから重いものを持つなと言われていることもあって、石を並べたり積んだりする作業をほとんどやってきませんでした。でも、ジグソーパズルのようでわりと面白い。どうやれば歩きやすく並べられるか、イノシシに掘り返されたおかげ(?)で、結構楽しんでいます。
もっとも、草刈り、生垣の手入れ、息子の家のテラスの工事、などなどたくさんの作業が滞っているというしわ寄せがきていますが。

焼けた土を大々的に撒いて以来、イノシシはまだ来ていません。




 

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