![]() |
写真は佳乃やのをお借りしました |
休日に、M+MのMちゃんを誘って、益子「佳乃や」の「美しきものたち」展を観に行ってきました。
美しいものがいっぱいありましたが、中でもガーナのエウェのケンテは素晴らしいものでした。通常ケンテは詰めて織ってあるのでかちっとしていますが、これは糸が細いのか、使い込んだのかとってもしなやか、細く織った布を20本以上つないでありました。
また、通常、別の糸を織り込んで模様織りにするところとそうでないところで横幅が違ってしまってでこぼこしているのですが、ほぼほぼ、同じ幅に織られています。織り手がすごい! 以前だったら買ったかもしれない布ですが、このごろは理性がついてきたのか(?)、見るだけにしました。
マリのドゴンの藍染めの布も素朴で素敵でしたが、それも見るだけでした。布と言えば、ペルーのシピボの泥染めの布もあり、染め色が濃くて黒い線が目立たないもので、テーブルにかけるなど用途があれば買う口実もつけられるのですが、あいにく使いたいところが思い浮かびませんでした。
籠(真ん中の)もつくりがとてもよく、お値段も手ごろ、でもMちゃんに、
「買ってどうするの?」
と言われてしまいました。どうするのと言われたって、持って歩くわけじゃないし、見せる収納にするには小さすぎるし、同じくらいの大きさの籠はいろいろ持っているし、置くところはないしと、冷静に考えて買いませんでした。
Mちゃんが小引き出しを欲しがっていたので、古家具屋さんにも行きました。
そこで、夫に報告したい照明器具を見つけました。
夫がf邸の食卓で使う照明器具を探していて、3つ並べて使うので、小さめのものを欲しがっているのですが、なかなか小さめのものはありません。
金属でできているこれは、ピッタリだと思いました。
しかも、おあつらえ向きに3つあります。直径15センチほどでしょうか。
写真に撮らせてもらって夫に報告したところ、
「これ汚れているの?」
「そうね。ちょっと汚れたり傷がついたりしているよ」
「そんなもの、だめだ、だめだ。コードもまっすぐでないし」
と、一蹴されてしまいました。
あ~あ、残念だなぁ。古いコードも味があるし、無印良品の照明器具より素敵なのになぁ。
そのあとで寄った古書と古道具の内町工場には、土偶の写真集がありました。じっくり見ましたが、本を増やしてもなぁとこれも買いませんでした。
後日、織物教室で土偶の写真集の話をしたら、縄文土器の絵を描いたり、子どもに、縄を綯ったり糸を紡いだり、糸を紡ぐ道具をつくったりするワークショップを開いている、縄文の専門家Sさんだけでなく、土偶好きのKさんからも、
「見たい、見せて」
と言われ、買わなかったと応えるとがっかりされてしまいました。
結局、和菓子の老舗「赤羽」で、草餅や桜餅を買って、むしゃむしゃ食べただけの、益子散策でした。
駿介先生は速攻NGですかぁ・・・。
返信削除ランプ、趣というのか、味がありそうですね、見に行ってみたいです。
古道具屋の名前を教えてください。
afさん
返信削除夫は本物を見てはいません。写真判定です(笑)。
道具屋さんは仁平古家具店、益子参考館のすぐ下、城内坂を藍染め屋さんの方から行って突き当りを左に曲がり、お店はわりとすぐに右側にありますが、駐車場はちょうど反対側の益子陶芸村ショッピングモールに停められます。