織物教室で3月の予定を立てるために3人でカレンダーを見ていたら、3月3日が目に入りました。
「あぁ、もうお雛さまを出さなくっちゃ」
と焦った独り言を言っていると、
「あら、しまうんじゃなくて出すの? そろそろしまう時期でしょう?」
と笑いながらKさん。
「あっ、私は旧暦でやってるから」
と応えましたが、じつは毎年、ぎりぎりになるまで飾る作業になかなかスイッチが入らない私です。
さて昨日、やるぞと取り掛かったのは11時でした。
神棚の脇の天袋から板などを降ろして雛壇を組み立て、
お雛さまの入っている、重い行李を衣服室から運んできました。
雛壇を所定の位置に置いて緋毛氈を敷き、雛たちを箱から出し、片端から並べます。
父の妹のをもらった私のお雛さまの屏風は銀屏風、銀色塗料は100年以上の年月を経て、すっかり黒ずんでいます。
大正のお雛さまは小さく、かわいいお顔をしています。
途中、お昼休みを取り、また次々と並べました。
だんだん、扱いもぞんざいになっています。
今年は、お道具は最小限しか並べなかったので、雛壇に何かゆとりがあります。
土間入り口の棚の上は、時代も生産地も異なるお雛さまたちで満員です。
数えてみたら17組、総勢114人のお雛さまたちでした。まだ二階にも流し雛や紙雛など、常設のお雛さまたちがいます。
福岡県今宿のお雛さまは、大きすぎてストーブの上です。
もう、この冬はストーブを焚くことはないかしら?
結局、飾り終わるまでに3時間ほどかかりました。
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