大工の古沼さんがやってきました。
夫は古沼さんの哲学的なお顔に一目ぼれしたと言っていますが、一目ぼれ? 古沼さんは
桐生にいらっしゃったかな、それに
水戸かあるいはこんこんギャラリーにもいらしたかしら? 前に何度かお目にかかったことがありました。
古沼さんは招待されて(作者のふぢこさんがだけれど)ドイツの人形展にも行ったことがあり、ドイツ人からは、人形は素晴らしいけれど、お顔は寂しいと言われたそうです。
「粋のわからないやつらめ」
と夫は嘲笑っています。
手は、布をミシンで縫ってひっくり返して詰め物をすると聞いたことがあります。そんなことができる? ミシンが苦手で不器用な私には想像もつきません。
写真に撮ってみて気づいたけれど、ズボンの膝には継ぎ当てがしてあります。
タートルネック(というよりとっくり)の下着みたいなセーターを着て、腹巻をしてお守りをぶら下げています。
そして、とても素敵な法被を着ていらっしゃいます。
古沼さんの話し相手として、2人のドワーフに隣りに座って待ってもらっていたのですが、夫は全然気に入らないようで、見たとたん、
「何だこいつらは? こんなもの、片づけろ」
と言って別の場所に片づけられたのを、またこっそり連れてきて座ってもらっています。ドワーフたちは、古沼さんの話し相手にぴったりだと思うのですが。
ドイツ生まれのドワーフたちについては、またの機会にご紹介します。
afです。
返信削除古沼さんっておっしゃるんですね。駿介先生の棟梁としての姿なのかなと思いました。
ふじこさんの人形は本当にお顔が素晴らしいですよね。着物の造り込みも凄いし。
afさん
返信削除古沼さんの名前は一蹴されたので私だけが使っています(笑)。
どこも手を抜いてないのがふぢこさんの人形の特徴です。古沼さんは地下足袋姿ですが、革靴、革鞄、帽子などもうなるクオリティです。ちなみに古沼さんのズボンには、目立たないけれど内側の布が白い脇ポケットが両脇にあり、フラップのついたポケットが後と脚の両側にと、合計6つものポケットがついています。