2010年2月5日金曜日
台所道具 水切り籠
以前使っていたステンレスの丸い笊の足がはずれてしまったとき、前から欲しかった、この竹の縁のついた笊のセットを買いました。大きい笊は、お米をとぐとき、麺類を茹でるとき、野菜を茹でるときと、毎日のように出番があるのですが、小さい笊は、そうは出番がありません。といいながらも、ちょっと枝豆を盛ったりするのにもかわいいので、気に入っています。
もう、5年ほど使っているでしょうか、ステンレスをくるっとひねっただけの足は、頼りなげに見えるのですが、なかなかしっかりしています。足は高さもあり、水切り上々です。
清潔に保てるだろうと、出始めたころに大喜びで買った、パンチングメタルの笊は、やっぱり水切りに難があります。大小、いくつも持っていますが、お客をしたりして、笊がいくつも必要になるとき以外、なかなか手が伸びません。だいたいボウルとセットですが、単独で使うと、底に高さがないので、シンクに置いて使うことができないのも、あまり使えない理由だと思います。
この「いなりぐち」は、大分の籠師の方に編んでいただきました。竹ひごは細く、手触りは滑らかで、美しい仕上がり、申し分ありません。大きさも手ごろで、とても扱いやすいのです。
ただ、洗ったお米をお鍋に移そうとするとき、このかわいい「いなりぐち」が小さすぎて、濡れたお米が詰まってしまいます。早く移そうとあせるあまり、そこいらじゅうにこぼしたりして、とても優雅に使いこなすというわけにいきませんでした。
というわけで、今では水切り籠というよりは、枝豆を盛ったりする方が多いでしょうか。
台所道具 イギリス中古品編でも書きましたが、コランダーは、洗った野菜も入れますが、カリフラワーとブロッコリーを茹でるときは、必ず水切り籠として使います。つぼみに優しいのです。
夫はブロッコリーが好きで、「野菜を買ってくるから」、と言い残して直売場に行くときは、あれば必ずブロッコリーを買ってきます。なぜ好きなのか?茹でるだけで食べられますから、自分でいつでも調理できるので気に入っているのかもしれません。
米あげ笊なら、マタタビの笊もすぐれものです。使い勝手は申し分ないのですが、使ったあと、よく干さないと、マタタビの笊は黒ずんでしまいます。前科があるので、「黒くしたくはないなあ」、と思うためか、新しいマタタビの笊には、なかなか手が出せません。竹笊よりも黒ずみやすいような気がします。
お豆腐の水切りは、四角な笊が便利です。長いあいだ、パンチングメタルの笊で水切りしていましたが、これを買ってから、冷蔵庫の中の小さなスペースにも置けるので、えらく簡単になりました。
ただ、パンチングメタルの笊で水切りをしていたころは、お豆腐を入れた水切り笊を同じ大きさのボウルに入れて、お豆腐の上には、一サイズ小さいボウルに水を入れて重石にしていましたが、この四角い箱ですと、重石はお豆腐の空き容器を使う以外ありません。空き容器って、重石にするはちょっと小さいし、ふらふらして頼りないのです。このセットに、重石用の水入れもあると、完璧だと思うのは、私だけでしょうか。
ところで、一番上の写真の竹縁の笊に入っていた、いただき物の文旦の皮は、またピールにしてしまいました。かんきつ類の厚い皮を見ると、貧乏性なのか、どうしてもなにかにしないではいられません。まだ、マーマレードもピールもたくさんあるというのに、またつくってしまいました。
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