2010年5月8日土曜日

たいへんな一日



借りてきているパワーショベル(ユンボ)のキャタピラが、車輪からはずれました。あ~あです。
楽をしたいとだけ考えているわけではありませんが、私は、できるなら、あまり困難にはあわないで過ごしたいと思います。
しかし夫はといえば、時々、困難に直面するために生きているとしか考えられないような行動をとっているところがあります。

安くつくからと、友人から古いユンボを借りてきているのですが、建機レンタル会社から借りると、ちゃんと整備してある、新しいユンボが借りられます。キャタピラがはずれるなんてことはなかったでしょう。
また、借りるとき、輸送車を借りて自分で運転してきたのですが、タイヤを一つパンクさせ、けっきょくは高いものにつきました。




掘っているモチノキでもそうです。こんなに密植した太い木をユンボで掘るより、買ってくる方が簡単だし、買わないまでも、もう少し細い木なら、我が家の周りの林をさがせば、何本も生えています。
いきなり、太い木を欲しがる気持ちが無理を呼びます。

なんとかキャタピラをはめなおそうと、いろいろ手伝わされました。しかし私は身が入らず、とにかく誰かに直してもらうことを勧めました。

災いは、不幸ではないことはわかります。それを乗り越えたときに大きな達成感が得られることも、人がそうやって賢くなることもわかりますが、そんな目にあってまで、賢くならなくてもよいと思います。

夫は、ユンボと5時間ほど苦闘した挙句、けっきょく、自分で直すことをあきらめて、懇意の自動車屋さんに行きました。しかし、自動車屋さんは留守、帰り道でもといちさんと出会い、もといちさんなら知っているのではないかと声をかけました。親切にも、もといちさんが来てくれて、車輪の緩め方を教えてくれ、キャタピラをはめなおし、グリースを注入してピンと張りなおすことができて、やっと一件が落着しました。

さすがに、夫は疲れ果ててはいますが、思ったとおり、ユンボの直し方がわかって、喜んでもいるようでもあります。まあ、そんな夫の辛抱強さがなければ、家も建たなかったでしょうけれど、あっさりタイプの私としては、やれやれでした。

これまでも、大きなケヤキを掘らせてもらって移植するとか、山の松の木を切らせてもらって、乾燥させて、挽いてテラスの梁にするとか、私が気が進まなかったことも成果にはなっているので、愚痴は言えません。

先月まで、夫は今度建てる作業場の設計や地ならしをしていたのですが、今は、露天風呂を先につくろうと夢中です。今日は、どうも風呂桶が運ばれて来たようでした。
石を敷いた、歩く足湯や、ジャグジーつきの露天風呂をつくって、健康に配慮しながら作業が建設にとりかかるというのですが、いったいどうなるのでしょう。


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